高邁な農業哲学について御説明いただきましたが、人類全体が食べていくということから考えますと、地球上の全人類が食べられるようにしたいと思うのでありますが、そういう遠大なこともさることながら、ただいまはやはり国家が存在いたして、その国家の国民の食糧の安定的供給というのが私どもの任務でございますので、そういう立場に立って農業基本法が示しておりますような方向で農業を営んでいくべきである、こう考えておるわけでありますが、いまのお話しの趣旨は——私どもといたしましては、やはりわが国の国民に安定した食糧を供給することを確保すると同時に、その供給をする人たちの生活が安定するように考えていかなければなりませんことは基本法の示しておるとおりであります。
