遺骨の問題は、これは外務省の主管ということでもありませんけれども、とにかく引揚船を出すということにいろいろな関連を持つて、遺骨を是非持つて帰りたいという話があり、実はこの問題につきましては、台北にある国民政府のほうから強い反対の意向が表明せられておるわけでありまして、遺骨の問題と引揚船を出す問題、或いは赤十字船を出す問題ということと関連せしめて来ると、ますます以て事態がこんがらがつて来るということで、政府のほうといたしましては、日本から引揚船を出す問題と、それから日本における華僑が大陸へ渡る問題と、それから遺骨の問題というものは、全然すべて切離して考えなければいかんということで、いろいろ折衝したわけであります。華僑が大陸へ渡る問題も
