夏秋蚕は幾らですか。
夏秋蚕は幾らですか。
買い上げた春繭の残りと夏秋蚕の合計二千百五十万貫は、生糸の相場が十九万円を割った場合はどうされますか、農林大臣。
できない場合はどうされますか。
目先千四百円の繭の値段は、養蚕家は喜ぶでありましょうが、夏秋蚕の保証がない。二割減産を強行したら、結局現金収入が減って、困りはせぬかと思いますが、どうでご、ざいますか。
繭や生糸の買い上げの実際的の順序はどうされますか。
生糸が、将来下ると見るのと、上ると見るのとで、非常に根本の考え方が違ってくるのですけれども、千五百万貫の春繭で七百五十万貫は手当ができたと、ところが、それならば、十九万円ならば採算が合いますから、全部政府に光り渡したいと製糸家は思うでしょう。ところが、製糸家としてはあとの七百五十万貫は千四百円で値ぎめしても先が非常に不安になる。だから、買い上げられる小糸とそうでないものは、非常にそこに不公平ができる。それを公平にされるにはどうするかということを伺っているのです。
それでは、観点を変えますが、農林省の長期経済計画では、ことしの繭の出来高が三千二百五十万貫、それから経済企画庁の新長期経済計画でも、三十七年の繭の産額が三千六百六十万貫。先ほどは、去年とことしが非常に豊作だから云々と言われましたもけれども、長期経済計画と同じだけとれております。それであわてふためいて百五十億出すということは、長期経済計画そのものが非常に間違っていると言わなくちゃならぬ。そこで、この長期経済計画をどういうふうに変えるかということを承わっておきたいと思います。
三十二年度の生糸の需給は、四万二千九百俵すでに供給過剰が起きておる。それをこのごろになってやかましく言うというのは、怠慢ではないかと思うのですが、いかがですか。
異常じゃないのです。三十二年度、三千二百五十万貫というのは、農林省の計画なんです。計画通りできて、あわてているというのが現状なんです。これ以上その問題は触れませんが、そこで私は、問題の根本は爾の値をできるだけ安くすることが先決である、こう思います。ところが、三十年前と現在では、反当収量は少しもふえていない。そこで、どうしても能率の悪い桑園を整理するというのが根本だろうと思います。糸が十七匁で反当収繭量が二十貫であれば、十五万町歩で三十二万俵程度の生糸ができるわけです。そこで、桑園の整理はこれを目標として考えるのがいいと思うのですが、立地条件や現金収入の関係から、損でも繭を売らなければならぬという農家があるわけでございますから、これら
生糸と他の繊維との価格の関係でありますが、現在アメリカでは生糸が人絹の五倍以上しております。内地では八倍の値段になって、おります。ところが、先般十六万五千円で非常に引き合いが活発だということは、これを米貨換算三ドル五十セント、比率にいたしまして約四倍、内地では今八倍になっておりますけれども、五対一くらいならば相当需要がふえるだろう、こういうことを言われておるのでありますが、こういう割合で消費の分野を開拓するというお考えはないのかどうか。養蚕家保護だけでなしに、結局アメリカに売らなければだめなんですから、そういうお考えがないかどうかということを伺いたいと思います。
今度は大蔵大臣に伺いますが、この十二万五千俵の生糸の買人れ資金、それから繭、生糸の保管料、その他の君がかり、それから種蘭の買上げと売り払いの差損金等を合計して、国庫の負担が幾らかかるというお見込みですか。
そこで総理に伺いたいのですけれども、繭や生糸の値段を不当に上げて、消費分野を狭めることに十億近い国費を浪費するよりも、消費分野開拓のために宣伝費に金を使う方が有利じゃないか、国際絹業協会は百万ドルを希望しているというのでありますが、この宣伝費、どういうふうにお考えになりますか。
蚕糸対策の根本についてもう一ぺん総理に伺うのですが、この生糸一俵十六万五千円くらいが実勢相場である、他の繊維の価格から比較いたしましても、不当に高いのが現状であります。そこで、この三千二百万内外の年収のうちで、千三百万貫一近い、ざっと四割見当を滞貨としてたな上げをする、こういうやり方です。ところが春繭だけで七百五十万貫買いましても、これはあとは下るにきまっているので、十九万円というのは無理につり上げた相場である。こう実は考えるのです。そこでこの際、むしろ支持価格を実勢価格に近い十六万円見当に下げて、そうして他の繊維の動向を見て対策を考える。同時に養蚕家に対しては、桑園の整理と作物転換の金を出して恒久対策を考えてやるという方が、長い目
昔は三対一という人絹との比率、今ではアメリカは四対一、国内では五対一といわれておりますが、結局、今のお話を伺ってみますと今年の繭三千が貫のうちで、春繭は七百五十万貫はとにかくたな上げする。あとの七百五十万貫はどうしても値をくずさせないようにするというなら、結局、繭の政府管理をして、二重価格制度をとらなければ、養蚕家に対して千四百円を確保することができない、そうするといたずらに今より以上に——今でも年に十億ぐらい金が要るのですが、将来ますます生糸の消費を減じて国費の乱費を来たすだけである。だから、むしろこの際、高値を維持するという政策を捨てて、今度は行政面の問題になりますが、農林省は、養蚕技術とその生産費を下げることに専念し、製糸工程
最後に、貿易の問題を二、三点伺って、私の質問を終りたいと思いますが、第一点は、アメリカ不況の見通しはどうであるか、あるいは対米輸出に及ぼす影響はどうであるか、こういう点を伺いたいと思います。というのは、国連の経済委員会の報告では、アメリカの輸入は、量において一割、価格において一割五分減退するだろう、こういっておるのですが、これが後進諸国の対米輸出の減少を来して、やがては外貨不足に拍車をかけて、これら諸国に対する我が国の輸出に悪影響を及ぼすと思うのですが、これの見通しはどうであるか。 それから第二点は、これは藤山外務大臣に伺いたいのですけれども、一定の基準を立てて、毎年経済協力基金の積み立てをやり、また各省にわたる行政面における機
外相でも通産相でも、どちらでもけっこうです。
経済協力基金。
基金を毎年国民所得に一定の割合で積み立てをしていく。
それから後進国に対する影響を通産大臣から。
最後にもう二点ほど伺って私の質問を終ります。 第一点は、中共の経済攻勢が、わが国の輸出市場に非常に重大な脅威を与えている、こういう問題であります。たとえばインドネシアに対する日本の綿布の輸出状態は、昨年は一昨年に比して減少いたしまして九千五百万平方ヤード。ところが 一方、中共は一昨年に比較して、昨年は倍になって約二億平方ヤードに上っておる。さらにこのインドネシアに対する中共の長川低利の四千万ドルの借款で、七千二百万ヤードの綿布と、二万トンの米を買って、なお紡織工場もここに建てさせるということが伝えられております。このような中共の綿布が進出したということは、わが国の綿布輸出を非常に困難にしておりますが、そこで、これには一体どういう