私は、昭和三十二年度予算三案に対し反対するものであります。(拍手) 反対理由の第一は、自然増収に比較して減税額が少いことであります。臨時税制調査会の答申の基礎は、自然増収六百億円であって、その後の経済界の情勢により、所得税で一千億円の減税と、特別措置の整理、間接税の増徴によって、差引六百二十九億円の純減税をする案でありました。本予算案では、自然増収を約二千億円と見込み所得税で一千九十一億円減税し、これに対し、租税特別措置の整理、合理化、揮発油税、印紙税等の増徴で、差引純減税額は七百二十億円であります。しかるに、その後の国民所得の増高等を考えるならば、なおこの上に八百五十億円の自然増収も見込まれるとする学者もあります。私は、公共事
