何という答弁です、君の答弁は……。僕は客観的な條件のうち最も重要である……この問題はすでに一月十四日以来の懸案であり、これは日本国内の注目を浴びているだけではなくて、日本の民主主義の尺度を見る意味において世界の問題になつている。だから君はわざわざ意見長官として碌を食んでいるのだから公正な、時の政府の見解に左右されないで、公正な法律の見解を堅持する意味で国民の税金から碌を受けているのではないか。何たる答弁だ。君は屈従的なそういう態度をやめて、法律專門家らしくもう少し法律的な答弁をしなさい。僕はもう一遍質問を繰返しますが、旅券は、その旅券法による許可に当つては、時の政府の政治的見解、旅行者の政治的見解、或いは主催地の国柄の持つているとこ
