内
内海清温
建設技術研究所長
1952-05-28
参議院・経済安定委員会
御質問の趣旨はよくわかりました。私の考えでは、現在の九つの電力会社の建設に支障なくして、そうして新らしい一つの開発会社を作り得るように考えております。その新らしい電力会社ができて、そこに技術者が流れたために九つの電力会社の建設に支障を来たすというようなことはすべきでありませんし、又しないでよろしい、こう考えております。
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御質問の趣旨はよくわかりました。私の考えでは、現在の九つの電力会社の建設に支障なくして、そうして新らしい一つの開発会社を作り得るように考えております。その新らしい電力会社ができて、そこに技術者が流れたために九つの電力会社の建設に支障を来たすというようなことはすべきでありませんし、又しないでよろしい、こう考えております。
もうすでに賛否の両論が多数の公述人から出ましたので、私は蛇足を加えるようなことになるかも知れません。この点は恐縮でございますが、私は水力建設を專門としております土木研究者でございますので、案の内容に細かく入りませんで、土木建設技術者から見た、言い換えますと、この水力開発という問題に限定いたしまして、この二法案に対して私の所見を簡單に述べて見たいと思います。 私が申上げるまでもなく、日本の経済再建の基盤となりますものは石炭と水力であると存じます。然るに石炭は御存じのように埋蔵量が非常に少くて品質も惡い。現在掘つておりますのが精一杯である。これ以上量を殖やす、質を上げるということは殆んど不可能であるというふうに考えるのであります。而