この調査の目的は何だったんでしょうか。
この調査の目的は何だったんでしょうか。
昨日、実は十月二十五日付の「富士山南西山麓野渓調査の概要」というのを、私は資料要求をして初めて二十五日の日付のものを実は昨日いただいたわけです。これを拝見をいたしますと、「野津に発生する水災害等が土地利用の変化とどのような関係を持っているかを明らかにすることを試みたものである。」この調査の目的のところにこう書いてあるわけですね。さらに、「本地域のように、土石生産域と人間活動が密に行なわれている地域が密接している地域では、」「水災害などを把握しておくことは砂防計画の立案等に意義のあることであろう。」こういう目的でやったというようにこの概要には書いてありますが、そうじゃなかったんですか。
それから、この概要を拝見をいたしますと、この調査は、航空写真、二万五千分の一の地図をもとに一部分だけ踏査をして行った、野津調査としては十分でなく、ラフなものであった、調査結果としても十分でなかったので、たとえば調査結果をパンフレットにするとか、資料として公開するとか、そういうことをしないで部内資料にとどめておいた、こういうように現地の事務所の方はおっしゃっているんですが、そのとおりなんでしょうか。
そこで次に、具体的にこの目的と関連をしてお伺いしたいんですが、いま言ったような目的で非常に不十分だけどこういうものができてまとめた。それは地元の市町村にも配付もしないで、部内にとどめておいたと。しかし、拝見しますとこうなっている、書いてあるんですよ。たとえば一カ所を挙げてみますと、「溪岸崩壊については、今後現地調査を実施する必要があるものと考える。」という個所がこの中にあります。この指摘について、この調査の済んでまとめられた以降今日まで、現地調査あるいは踏査を具体的にされましたか。
いや、いままでやったかやらないか聞いているんです。
大沢のところはそうなんですよね。私がお聞きしているのは、富士、愛鷹水系の野溪全般について非常に不十分だったから踏査をすべきだとまとまっているのにもかかわらず、その踏査はやっていなかったということをまず指摘をしているわけです。 それからもう一つ、本調査地域の昭和二十年以降の既往災害調査を実施し、土砂の押し出しは昭和四十七年、この大沢だけで、あとはすべて、水害であると結論を出された。下流の平野部では水害がほとんど毎年発生している。それから都市が山ろく斜面に及んでいる。それから低湿地が工場地化して遊水池としての機能を失いつつある、ということも指摘してるわけです。そしてこの各野溪ですね、川や沢、たとえば先ほど局長もおっしゃった弓沢川とか
もう一つ、これは皆さんのところでおまとめになった概要ですから、そのまとめられたもう一つの項目の中に、この地域の災害は主として水災害だから、流域の降雨、流出の実態を把握するため、降雨観測、流量観測を行い、流出解析を実施することが必要だ、こうこの調査結果にまとめられてるわけです。この流出解析というのをやられましたか。
一体どういうことなんでしょうか。八百万という額は、確かにほかの調査の費用に比べれば私は少ないと思います。しかし、八百万のお金をかけてそれだけの調査をされて、一番関心のある地元の富士とか富士宮とか芝川とか、そういう関係のある市町村にもこの資料を配付もされずにいて、そして私などがいま見れば、非常に不十分だとは言うけれど幾つか具体的な指摘をしている。そして、そのことをやっていれば、昨年十月のあの二十号台風の災害というのは未然に防げたんじゃないかということさえ感じられる。こういうことを考えますと、やはりあの野溪調査に取り組まれたときの構えですね、あるいはそれがまとまった後どう対処するかという点がきわめて不十分だ。 これは大臣に特にお伺い
次に、富士山ろくに建設省の建設大学校中央訓練所がございます。この中央訓練所が野溪調査を実施をいたしまして、これは昭和四十九年の三月に調査報告書をまとめておりますが、この点は御存じでしょうか。
これは釈迦に説法で恐縮ですが、産業開発青年隊が卒業論文で、富士山ろくの地域開発と防災対策に取り組み、地元富士宮市の都市計画は机上プランで、既存の資料を見ても野溪の実態がほとんど把握されていないということを発見をした、そして青年隊員が砂防工学、河川工学の技術を駆使して調査したのがこの建設大学校中央訓練所が野溪調査を実施をした発端であった、というようにこの資料で述べられております。そして、四十七年七月の台風被害がこれらの水系で約百九十カ所に及んだという防災対策と、この富士山ろく一帯に種々行われつつあります開発行為の規制を防災の立場から説明できる科学的な資料を得ることが目的だった、こういうようにこの中に記してあるわけです。この点もそういう
この調査報告書を拝見しますと、いわゆる野渓の特性、各野渓についての所見がそれぞれ記載をされております。たとえば、この中から幾つか挙げてみますと、川や沢の沿岸——岸にまで民家や住宅が接近をしている。それから二つ目に、生活汚水や生活廃棄物等で沢が汚されている。三つ目が、沿岸の畑地の肩が崩壊をしている。四つ目に、上流部の河床付近に古い立ち木が多く見受けられる。五つ目に、上流部で別荘地としての宅地造成が行われている等々、具体的に指摘をしているわけです。これは実際歩いて調査をした足による調査だというようにまず実感として思うわけですが、これはすべて皆四十九年の三月に報告書としてすでにまとまっているわけですね。ですから、これも昨年十月の二十号台風
いわゆる富士表に富士、富士宮市の西に芝川町のもう、ごらんになっているわけでありますが、この中に毎年次のようにあるわけですね。「富士山麓及び愛鷹一町がありまして、富士治山治水期成同盟会というのをつくっております。昭和四十八年以降の陳情書、すでに山麓の野渓調査の実施について」という項目がありまして、毎年、毎年このことを強く現地からは要望があったと思うんですが、四十八年度以降にありました「富士山麓及び愛鷹山麓の野渓調査の実施について」ということについて、建設省としてこの要望に沿うためにどういう御努力をこれまでされていらっしゃったでしょうか。
これは大臣にお伺いをしたいんですが、本年の八月二十八日付のこの期成同盟会の陳情書を拝見をしますと、昨年の十月十九日の台風二十号の豪雨による未曾有の被害を受け、そういう反省の中で、河川上流での野渓対策というのは防災上いかに重要課題であるかを痛感しております、という個所がございます。そして、特に「富士山・愛鷹山の野渓の実態調査」と「河川上流部に雨水調整池、砂防堰堤等の治水施設の設置」を要望しているわけですが、この点については大臣、これはどのようにお考えでしょうか、御所見を承りたい。
これらの地域におきましては過去昭和四十七年の七月、四十九年の七月それから五十一年の八月そして昨年の十月と続いた水害、集中豪雨があるわけでありますが、それらの特徴、それから被害を生じた原因、こういうものは何だったというようにお考えになり、そしてまた、それらからどのような反省をお持ちになっていらっしゃいますか。
これは昨年の被害の具体的な例でありますが、天間沢川というところで非常に被害が大きくなりました。これは大臣も現地を訪れられまして、直接被害状況等をすでにごらんになって御承知のとおりだと思うんですが、私なりに考えますと、あの非常に小さい、ふだんはほとんど水のないような野渓をもとにしたところから出ている小さい川、そういうところで被害を大変大きくしたのは、下流の橋げたに直径五十センチから一メートルぐらいの流木がひっかかってせきをつくっている。そのせきをつくったそのことによって大変な水害が付近の住宅に押し込んでいるわけです。 しかも、この流木を見ますと、根っこがついたままの立ち木なんですね。つまり上流で立ち木の根元が洗われて押し出されたと
これもやや関連をしてお聞きをするんですが、この富士山の周遊道路ですね、これはもちろん表富士だけでない、山梨県側もひっくるめまして大変いまこの周遊道路というものは完全舗装をされている。それから富士山の五合目までの登山道もまさに完全舗装であります。そしてこの雨水排水の対策もされていないというように思うわけです。富士山からの一合目から五合目まで、ここはふだんでも集中豪雨がございますし、鉄砲水のようにこれらの舗装されたところから野渓へ流れっぱなしになっている。こういうことも私は治水対策として無視できないんじゃないかと思うわけです。 あるいはこれは農水省になるんでしょうか。国有林をイチゴの苗の育成の畑にずいぶんいま富士山ろくでやっています
いろいろお伺いをしてまいりましたが、以上のようなことを考えてみましても、私は集中豪雨の水害対策としまして、調整池をつくることが最も適切だというように考えております。 現在、富士市で準用河川の伝法沢川の大渕、片倉地先に防災調整池としての雨水貯留施設を計画中で、収水面積が七百三十ヘクタール、貯水容量五万立方メートル、貯留池面積は九千平米と言われておるのでありますが、本日冒頭、大臣にお伺いをいたしましたように、こういう調整池、雨水貯留施設等の計画は、大臣も概算要求で所信表明をされているとおりだというように思うわけですが、この具体的な大渕、片倉地先の雨水貯留施設につきまして、今後の補助なり今後の推進なりにつきまして大臣の御見解を承りたい
いま具体的に一つモデルとしてお聞きをいたしましたが、そういう計画が進んでおりますので、このような調整池をこの伝法沢だけでなくって、先ほどから私くどく指摘をしてきました他の川や沢ですね、こういう野渓に適切に計画をされるということが治山治水対策上非常に重要だと思いますけれど、こういう方式をモデルにして幾つか拡大をしていくという点につきましての御見解を賜りたいわけです。
そういういろいろの手法を用いるために、あるいはそういう具体的な検討をいただくためにも野渓の調査ということが非常に重要だというように思うわけです。そこで、確かに一度されまして、先ほどお聞きをいたしましたように、まとめられたものが部内としてはあるわけですけど、少なくともそれをある程度パンフレットにまとめられる、ある程度資料として活用できる、あるいは具体的にそれが今後のこの調査池を検討をするというようなものにたえ得るような野渓調査ということをさらに充実をして、ひとつ地元の工事事務所等その他関係方面の方々の御協力をいただいて、この野渓調査ということについて具体的に一歩前進した方向で取り組んでいただきたいというようにも考えるわけですが、これら
この野渓にかかわる問題の最後に、もう一つだけお伺いをいたします。 それは、先ほどから大臣も表明されていらっしゃいますように、災害が起きた後の金を使う、この災害後の金を使うつもりならば、私は、先ほど野渓調査が約八百万というお話がありましたね。大変な、計算をしたってわかると思うんです、すぐに何十億という被害の復旧工事費になるわけです。ですから、この野渓調査を充実していただきたい。同時に、調整池をつくることも、被害が起きた後の災害復旧工事の額と比べればはるかに少なくて済むんじゃないか。 だから、国家的な見地というのはそういうようにお考えをいただきたいというように思うわけですが、この概算要求の個所を拝見をいたしますと、このような雨水