一番問題は、国際収支のバランス等から見まして、最近の四月、五月の貿易状況を見ますと、貿易関係は輸出が頭打ちの状況なんです。ほとんど横這いで、これ以上の進出は想定もつかない現状からいいますと、生糸あるいは絹製品の輸出というものの前途に対しては、相当憂慮すべき状態ではないか、同時に、国内の問題としましてのただいまの方針については、よく局長のお考えもわかりましたが、当てもなく毎年々々そうしたことに没頭して、政府がなけなしの金をもってかかえていかなければならない余剰の繭というものについては、これは将来大きな問題として考えなければならぬ。そこで近代産業とこの生糸というか、養蚕というもののあり方というものについては、私が言うまでもなく、再検討し
