それで、これは第一大邦丸の浜行君と又切手君にお伺いしますが、向うの狙つて発砲した標準はどの辺を狙つて射つておりますか。
それで、これは第一大邦丸の浜行君と又切手君にお伺いしますが、向うの狙つて発砲した標準はどの辺を狙つて射つておりますか。
浜行君に伺いますが、あなたたちは日本を出港してからその拿捕される地点に行くまでの間に、日本の海上保安庁の監視船或いは巡邏船若しくは農林省の指導船、巡視船等に遭遇したかどうか、その点はどうですか。
全然会つていないわけですね。あなたがたが済州島の近くで今度拿捕されるまでの間に、今回ばかりではないと思いますが、曾て今までの間に操業中日本のそうした官庁の船に会つたことがありますか、或いはそこへ行つてはあぶないからそこへ行つてはいけないとか、そういう注意を受けたことがありますか。
一度もない……。第二大邦丸切手君はどうですか。
二十八海鳳丸の久保田君はどうですか。
第一大邦丸の浜行君に伺いますが、あなたがたの同僚であるところの瀬戸漁撈長の死体を解剖するという際に、これはあなたがたに解剖するということに対して何らか協力を求めて来ておるか、或いは向うはどういう意味で解剖するということについてあなたがたに了解を求めるというようなことに出たかどうか、その点はどうでありますか。
切手君はその間の事情はわかりませんか。
死体解剖の結果頭部にとまつた弾痕が韓国の憲兵が発射した弾であるということは、あなた方確かめもしないし、そういう了解もしないのだが、後からそういうものであつたということを誰に聞かされたのですか。
それじや死体解剖にはあなた方の誰か同僚が立会つておるわけですね、全然立会つておりませんか。
立会いに際して向うから一方的に、これは解剖するのだと、こういうのでお前たち立会えと言われて立会つたのですか。それとも何らかの相談を受けて、それなら解剖してもいいという意味であなた方も同意してやつたのか、その辺の事情はどういうふうなのですか。
浜行君に伺いますが、北緯三十三度三十三分、東経百二十五度五分というのが、あなたがたが拿捕された地点でありますが、又松浦委員のお尋ねに対して大体十九マイルぐらい離れておるように考えておつた、その十九マイル離れておるというのは、いわゆる済州島の海岸からですか、それともどこから大体十九マイルぐらい離れておると考えたのですか。
翰林港よりですね。大体宜しいでしよう。
外務大臣にお尋ねいたしますが、防衛水域内部におけるこのたびの不祥事件でありますが、これに対して拿捕に向つたところの韓国軍は、これは国連軍の命令によつて行われたものとお思いになつておりますか。それともこれは韓国独自の行動でこうした拿捕をやつておるというふうに外務大臣はお考えになつておりますか。
もう一つ伺いますが、先般これは外務大臣のお口から伺つたのではありませんが、新聞紙上に現われておるところによりますと、当方からの一応の申入れに対しまして、韓国の代表部の金代表の答弁によるというと、日本は我々が共産軍と対峙して戦つておるときに、後方において安易な生活を行いながら何ら協力しないじやないか、こういう言葉を表現しておりますが、これは現在の日本にとつては非常に重大な問題だと思うのでありますが、全然日本が国連軍と協力しておらないというふうに隣国の韓国の代表は考えておるようであつては、この問題はますます紛糾するほかないと思うのでありますが、この点につきましては、外務大臣は、どういうふうにお考えになつておられますか。
外務大臣も当を得ていないというように考える如く、我々は甚だ不当だと思つておると同時に、それに関連しまして、日本の海員組合は、そのような態度で韓国が出るとするならば、我々としてはこれほどまで国連軍に協力して、我々の同志が輸送に当つておるこの際、こういう問題がはつきりしない限りにおいては、海員組合の諸君は出動しないというような申合せがあつたように、これ又新聞紙上に出ておりますが、そういう事態が生じたとするならば、これは非常に大きな問題になつて参りますので、この点に対しまして外務省といたしましては国内的、又国連軍に対しまして如何なる処置をとられましたか、或いは現在とりつつありますか、その点どういうふうになつておりますか。
外務大臣の仰せられることは御尤もであるし、又韓国との日韓会談を前にしてかかる不祥事件を私は誠に遺憾とするものであります。できるならばこれは将来の日韓の国交上の、禍いを転じて福になるような方法をとらなければならん。これはお互いに国民としても政府当局としても、当然考えなければならないことでありまするし、我々は今日一日も早くこういう問題を解決したい、かように考えて今日もこういう証人を呼んでの公聴会をやつておるわけであります。大体今大臣のお答えのあつたように、国連軍当局に申入れて十分に調査中ということでありますが、一体これはいつ頃見通しがつきそうでありますか、その点は如何でございましようか。
なぜ私はそういうことをお尋ねしたかといいますのは、こういう事態が生じて一つには国内における漁撈者のかたは一日も操業しておらないというと、食つて行けない状況にあることと、それからこういう不祥事によつて生じたところの家族、或いはその他の非常な不安な立場にあるので、速かに解決の方法を図りたいというのが我々の考えでもあるので、お尋ねしたわけでありますが、相当時間がかかり、或いは期間が、確定した回答を得るまでには相当の紆余曲折があるとすれば、これは国内的に、例えばその保護の任に当るところの海上の保安庁、或いは農林省等においてそれ相当の善処する方法を考えなければならない。こういう点がありまするので、外務大臣の大体のお考えを伺つたわけであります。
外務大臣には時間が余りないようでございますから、もう二点だけお伺いします。それは今度の不祥事件で第一大邦丸、それから第二大邦丸或いは海鳳丸等の御報告によつてもわかる通り、なおほかに拿捕されて所在の不明な船員がおるということと、先ほどこの底曳きの協会の加藤常務理事から報告のあつたようだ支那東海、黄海、こういう海域は先般も御承知の通りの台湾が自由な立場において或いは大陸反攻をするかしないか、あの海域が解放された今日におけるところの今後の一体漁業の操業が従来と変りなく可能であるかどうか。又この方面に出動してすでに拿捕されておつて未だ帰らざる船員その他に対しては調査は十分届いておるか、この三点についてお伺いいたします。
そうしますと、今のお話であるとすれば例えば台湾海峡或いはそれに近い方面においては、当然いろいろな事態が生ずることがあつても、いわゆる友邦としての立場から、事前に万遺漏なきを期せる態度は持てる、こういう自信があられるわけでありますね。
今の松浦委員の御質問に対して外務大臣のお答えがありましたが、漁撈長の射殺に対しては一応抗議文の中に加えているということでありますが、ここにも第二十八海鳳丸ですか、船長の久保田君等向うに不当に監禁されて懲役の判決を受けたり、或いは罰金何十万円という到底払い得られないような罰金の、早く言えば被害者でありますが、こういう被害が相当累積していると思いますが、この問題の大邦丸事件の解決と同時に、そういう問題も一応解決するという御意思は外務省当局としてはお持ちでありますかどうか、その点をお答え願いたい。