渡部先生、官房長がそうおっしゃるので、若い政務次官でも、副大臣というのはどうも心細いなあというようなことを考えなくていいのです。すべて職務というものは法の規定に基づいて決まっておるのです。内閣法、国家行政組織法、各省設置法、局長以下の任務は各省設置法にぴちっと書いてある。そういうことですから、あなたは非常に大事な責任者である。世に副大臣と言った方がいいという説があるわけですが、これに対して御見解を明らかにしていただきたい。
渡部先生、官房長がそうおっしゃるので、若い政務次官でも、副大臣というのはどうも心細いなあというようなことを考えなくていいのです。すべて職務というものは法の規定に基づいて決まっておるのです。内閣法、国家行政組織法、各省設置法、局長以下の任務は各省設置法にぴちっと書いてある。そういうことですから、あなたは非常に大事な責任者である。世に副大臣と言った方がいいという説があるわけですが、これに対して御見解を明らかにしていただきたい。
時間が来たのでこれで終わりにしますが、政務次官、もう一つ、あなたのところへ決裁のサインを求めに来ないで、あなたの頭越しに大臣に行く書類はありませんか。
政務次官、他の役所は政務次官を大事にせぬところがあるという非常に気にかかる言葉が一つあったのだが、文部省は非常によくやっておると言われた。政務次官の地位というのはそういうふうに法律に明記してあるのだから、ひとつ職務に精励されて、もっと文教の一番大事な、日本の行政の中心であられることを希望いたしまして、質問を終わります。
大臣六時までということでございますから四十五分しかありませんが、急ぎ質問をいたします。 まず日中問題について質問をしたいと思いますが、さっきの報道によると、中国に文革派の四人の人が逮捕された事件が起こっておるようでございます。ポスト毛沢東の中国においてこうして政治的動揺あるいは政治的混乱が発生するかもしれないという予測をする向きがあったわけでございますが、こうした状態をながめたときに、政府としては中国の将来についてどういう認識を持っておられるか、お答えを願いたいと思います。
小坂大臣は御就任以来非常に意欲的な熱意を持ってこの日中平和友好条約の締結へ努力を続けておられる。ただ、いま御答弁ではありますが、中国にもいろいろな国内事情があることはきょうの事件報道によってもわかるとおりですし、また、国内的にも、三木総理に対決する勢力が二倍に及んでおる。この三十一日に大会をなさるのが平穏無事であるかどうかの予測もむずかしいという状態の中に小坂先住は外務大臣になられたわけです。かつて名外相として誉れ高かりし実績を積まれた小坂先先でありますし、外相就任後直ちにアメリカへ飛んで行かれた。国連総会もあるというようなことでありますが、とにかく日本の国内政情というのも大変波乱を含んでおる。日中双方とも国内事情というものがあるわ
私は小坂先生が外務大臣になられたら、外務大庫というものをある程度長期展望で任にあるという意欲をもってやられないと、いつ首になるかわからぬ——首になるという意味は、総理がかわっても引き続き小坂先生に御苦労してください、もし仮に三木さんがかわられたとしても小坂さんに二、三カ月でやめていただくのでなしに、経験豊かな礼儀正しい英国型紳士としてだれが見てもりっぱな小坂先生にやっていただくというかっこうでないと、日中平和条約を締結するのにも私大変不安があると思うのです。 ただ、ここで私が指摘して御答弁願いたいことは、実は宮澤先生が外務大臣として在任された昨年、中国側に表明した覇権に関する四項目があるわけです。この覇権という問題は、他国に敵対
これは大臣、宮澤先生の提案はあちら側の不同意で時間がかかっておる、そういうふうに解釈せざるを得ない面もあると思うのですけれども、小坂大臣としては覇権という言葉、条項に対してどういう御見解を大臣になられてお持ちになっておられるか。この覇権の解釈について、法律の法文解釈という意味だけではなくして、むしろ中国、日本双方が幅広い解釈で、おおらかな気持ちで臨むという解釈になるべきだ。私、王覇の弁を感じながら、まあ王覇の弁は孟子の中に出ておることでもございますが、孔孟の教えというものは、いま現在の中国はこれは曲学阿世の徒である、むしろ秦の始皇帝が書を焼いたこの馬力の方が正しいのだという見方をしておる。そうすると孔孟の考え方からくる覇権の解釈とい
いま私があえて指摘した日中と日ソと困難度を見たときに、領土問題がないだけに日中の関係は手がつけやすい。 それで、日中の平和条約締結へのガンは覇権条項ということですか。
そうあれば、いま私が解釈したようなところでこれを結ぶことによって、この日中の覇権問題を了解した上で結んだそのことは、何か軍事同盟、不可侵条約のような裏づけの条約であって、他の国、たとえばやがて中国とソ連が戦うようなときにわれわれが中国に加担するようなひものついた条約という意味の束縛や義務がある条項じゃないと私は思うのです。そうじゃないですかね。
それだから、したがっていずれを選ぶかとなれば、日中の方が非常に安易である、こういう感じが私はするのですが、大臣、先般御就任間もなくしてアメリカへ飛ばれ、ニューヨークにおいて国連総会に臨まれた。グロムイコ外務大臣と小坂外務大臣が会談をされたときに水さえ出なかった、あれは本当ですか。ちょっと言うてください、これはやはり礼の問題ですから。
水も出ない会談というもの、これは水よりも冷たいことになるのですが、私は非常にさびしいですね、外務大臣同士がそういう大事な国際間の会談をされるときに、そういうさびしい状態があったということは。 そこで、まず日中の間では留学生の交換などはすぐやっていい話じゃないですかね。勉強したいのが日本に来たい、向こうへも行きたい。留学生交換はどうなっておるのですか。
そうした留学生の交換というものは、政治経済だけでなくして、もっと自然科学とかその他あらゆる面に交流、いまごく少数ですね、交換学生というのはまことにタケノコのはしりぐらいの程度しか行っていないということで、文化交流を基本とした文化協定のようなものを結ぶ。こちらから申し出た、まだ向こうから答えがない。これは日中の関係を促進するのに、この方面からいくことも非常に大事なことで、これは強力に進めてもらいたい。 日ソの関係にはすでに文化交流の協定ができておりましたね。
これはぜひ進めるべきである。 そこで、日ソ関係で一つのガンがどうもいまの時点で領土問題、北方領土がこういう状態になった時点で、静かに原点に返って考えるべきだと思うのです。ポツダム宣言、ポツダム宣言の前のカイロ宣言、それを通じてわれわれが理解していることは、領土不拡大方針、こういう方針が一応この宣言に決められておる。ところが、あのサンフランシスコ平和条約によって千島という日本の固有の領土、特に四つの島など昔から伝統的に日本の領土であるものまで含んで、また千島の中、北の千島でさえも、これは明らかに明治八年の千島横太の交換条約で、正規の手続で交換したのですからね。そういう形のものでございまするから、カイロ宣言という立場、ポツダム宣言と
そこで、わが国のある政党のお考えの中に一つの、私、問題があると思うのですけれども、条約論で意見が出ておるわけですが、例のサンフランシスコ平和条約の第二条の(c)項、つまり千島放棄の条項です。この条項を廃棄して、これを捨てて、そして新たなる問題として四島の返還を求めるという見解を持っているある政党がある。これは条約論として可能かどうか、つまりサンフランシスコ平和条約の第二条の(c)項を廃棄するということが可能であるかどうか。可能だとすれば条約を改正するのか、あるいは各参加国のそれぞれの了解をとるのか、あるいは日、米、ソの三国の合意で廃棄できるのか、これは条約論として大変大事な問題と思いますので、わが国にこういう見解を表明している政党が
そうすると、一方的に廃棄できないということであるので、この政党の見解は不可能なことである、こういう解釈に立つ。 もう一つ、このポツダム宣言にうたわれてあるところの四つの大きな島とその近くにある小さな島という中には、千島の四島が入っておるのかどうか、お答え願います。
私、非常に残念なんですが、もともと日本の固有の、特に四島は千島樺太交換条約以前からの、もう日本にひっついている祖先伝来の土地がもぎ取られた。カイロ宣言からの、ポツダム宣言からの意図から見てもおかしなかっこうで領土不拡大方針の違反をやっている。これに対して外務大臣たちは歴代、あの四島を、カイロ宣言あるいはポツダム宣言のどこから見ても、領土不拡大のあの原則に忠実にわれわれが従った立場から見ても、われわれの固有の領地で、手をつけていただくところじゃないということを強くやってきたのかどうかです。法律論の立場からと現実の立場と両方から見ても、だれが見ても、周恩来前首相でさえも、これは日本の固有の領土と言うてくれておる。それに対して、その日本の
全体に残念なことですが、最近また浜吉丸がソ連の例のピョートル大帝湾でつかまった。これは向こうから言えば、ピョートル大帝湾は豆満江のすそから何とかいうみさきまでは一直線に自分の方の内海であるという宣言をしておるわけですが、逮捕された船というものには日本政府として、ピョートル大帝湾は自分の内海である、こういうソ連の宣言があるから危いぞということを警告しておったんですか、どうですか。領海十二海里説でいったら十二海里まで行けると思いますよ。それを向こうは、ピョートル大帝湾は自分の方の湾である、ここでパバロートヌィみさきまで一直線に結んだ線の内側は内海である。このことは、こういう船がつかまったときは本当に悲しいことなんですが、日本政府が十分そ
措置をとっていてもなおかっこういうことが起こっているのです。起こってから措置をとったと言っても措置のとりようが悪いんじゃないですか。こういう事件を頻発させ、政府が行政措置をとりながら、指導をしながらもなおこういう事件を起こしている。残念ですよ。 それからもう一つは、海洋法の規定から言うても、短い距離の場合は湾であるが、こんなに長い距離は湾じゃないのですから、国際司法裁判所に訴えてでもこれを処理する道はあるんじゃないですか。外務省としてはどう考えておるか。
そういうことであるならば、泣き寝入りなんだから、あそこに行く船に注意をして——何回もそういう悲劇を繰り返すような外務省、農林省、これは大変な過ちを犯していると思うのですよ。そうしてつかまったらソ連に対して即時釈放を要求している、これを繰り返している。これはまずいですね。外交の指導の大欠陥ではないですか。外務大臣、あなたの時間が短くなったから、御答弁を願いたい。これこそあなたのサイドで考えなければいかぬ。
遺憾で片づかない国民の感情もありますので、外交の努力というものはもっと徹底するように。不正の外交は最後には正義の前に軍門に下る、これが覇権者の常であります。正義の戦は常に最後は勝利にならなければいかぬです。正しい方が負けて不正が勝つというような外交はいかぬわけですから、太陽の外交によってひとつ、それからもう一方は、国内で十分な行政指導をされて間違いを二度と繰り返さない。 最後に大臣がおいでになる間に、大臣が行かれた後は事務当局に聞かしてもらうことにして、私は日朝関係にちょっと触れてみたいのです。 現在南北の双方を承認している国は何カ国あるか、または南もしくは北のみを承認しておる国は幾らあるか、それぞれ数字をお示し願いたい。