五名のかたは同じように、例えば管轄と申しますか、受持というか、そういうものが若干分れておるのでしようか。それとも皆同じですか。
五名のかたは同じように、例えば管轄と申しますか、受持というか、そういうものが若干分れておるのでしようか。それとも皆同じですか。
例えば受持区域についても同じですか。
五人とも。
そうすると、例えば三人一緒に行くこともあり、五人一緒に行くこともある。はらはらに、場合によつては分れて行動することもあるのですか。
この手帳なりを見ておりますと、殆んど毎日東大の中には入られたように、構内に入られたようにあるのですが、そうでしようか。大体毎日その東大の構内には入つておられたのですか。
それは東大ばかりでないということもわかるのですが、一日一回ぐらいは東大の中に大抵お入りになつたということでしようか。
入ることも入らないこともある……。そうすると、入るとき先ほどのお話ですと、学生新聞なら学生新聞を見て、何か催しがある、行動がある、行事があるというときにおいでになつたのですか。
それは自由に出入できることはわかつております。自由に入られたと思いますが、毎日の仕事として東大の中に入られることが、毎日定例であつたかということを……。
そうではない。
それでは先ほど向うさんのお尋ねのように、公安條例違反容疑だけでなく、東大細胞の活動の、何と申しますか、内偵という言葉を使われましたが、そういうことのために随時お入りになられたというわけですね。
それが何と言いますか、東大に入られる目的が、東大細胞の活動と、その他内偵のために東大に入られたのは、それ以外には殆んどなかつたということでしようか。
勿論ですよ。そういうことをお尋ねしておるわけじやない。東大に職務上警備係なら警備係として職務上入られる任務は、先ほどのお話でいうと、東大細胞の活動なり、何なりを見る主目的で入られたのでしよう。
そうすると、例えば東大外についても、先ほどのお話によりますと、東大外に出ることもあると、こういうことで東大外に本冨士管内で行かれる場合にも、例えば共産党なら共産党の活動が、主な内偵と申しますか、主目的であつたのでしようか、お仕事の中心ですか。
そうしますと、無届集会というのが一つ出て参りましたが、そのほかについてはどういう仕事をされたのですか。実際に……。というのは、署長の証言によりますと、パトロールが二組毎日二名ずつ四名は入つておつたという話です。それは東大の中に泥棒もあつた、それは病院の中では顯微鏡をとられておるようなこともあつた、こういうことです。それは一般的な任務だと思うのです。そのほかに皆さんたちが東大の中にも入られた。その東大の中に入られる任務の主なものを手帳によつて拝見するところによると、先ほどの答弁ではございませんが、東大の中で少くとも共産党の活動について内偵、調査されるのが主な仕事であつた。こういうように考えられますが、そうですかというのです。
そうすると今のお話の中に出ましたパトロールの二組二人ずつの仕事と、それから皆さんたちの仕事とは一応仕事は分れておると、こういう工合に了解してかまいませんか。意味はわかりますか。
一般警察官としてはないでしよう。ないでしようが、パトロールをやつて東大の中に入られた人たちと、それから皆さんなり、それから他の見に行かれたほうの人たちとの仕事の間に、どうも話を聞いておつても任務が違うんじやないか、こういう疑問を持つわけなんですが、その辺はどうなんですか。
そうです。
任務はどういう工合に違うんです。あなたの理解せられるところ、実際に違つたところを一つお話を頂きたいと思います。
その治安維持上と申しますが、その治安維持上の内容が先ほどの伊藤委員からの質問に答えられたところでは、東大の中では東大細胞の活動についての内偵その他が中心、こういうことですか、今の治安維持上必要な行動というのは。
いや、パトロールのほうは一般犯罪の予防検挙をする、勿論警察官のことですから目の前で現行犯と申しますか、泥棒があつた云々ということであれば警察官の任務を発揮されることは私も疑うわけではありませんけれども、任務の違いとして一般犯罪の予防検挙をなすパトロールと、治安維持上の任務を果す警察官との間に任務が違うというならば、もう少しあなたたちの仕事の違いを明らかにして頂きたいと思います。治安維持上云々と言われましたのをもう少し具体的に御説明を頂きたい。