私の考えは少しも変っていないのですが、私がたびたびいろいろな機会に申し上げましたのは、公社としての今の国鉄の経営の現状から見て、それは経営調査会等の報告にもある通り、ある程度の運賃の値上げをするのはやむを得ないのだ、しかし運賃というものはそういう採算だけの関係ではなく、いろいろな複雑な要素があって、世間には、理屈にかかわらず、採算がどうあろうとも、とにかく上げるのはまっぴらだという心理的の意見もあるし、また政府として今度の予算を編成するときには、低物価というものを堅持するという建前もございましたので、採算の点からいえば上げるのが順当だと思うのですけれども、とにかくそういういろいろな配慮をいたした上で、三十一年度の予算の編成に当っては
