そんなことをいま聞いておるんじゃないよ。注意を与えたことは私は後から聞こうと思ったんだけれども、そうじゃなくて、一番最初総裁は、国民に迷惑かけてはいかぬので何とかやめてもらいたいということが目的で留保したと言われておる。そうして私が突っ込んでいったらあとで、いや、事務処理ができていなかったんだというようなことでごまかしておる。こんなことでいいのかということを運輸大臣に聞いておるんです、所管大臣として。
そんなことをいま聞いておるんじゃないよ。注意を与えたことは私は後から聞こうと思ったんだけれども、そうじゃなくて、一番最初総裁は、国民に迷惑かけてはいかぬので何とかやめてもらいたいということが目的で留保したと言われておる。そうして私が突っ込んでいったらあとで、いや、事務処理ができていなかったんだというようなことでごまかしておる。こんなことでいいのかということを運輸大臣に聞いておるんです、所管大臣として。
怠慢ですか。怠慢でしょう。
内容を言いなさい。なぜできないか、内容を言いなさい。何カ月かかっている。約一年かかってもそれできない理由を言いなさい。国鉄総裁。
十四万人。
十四万人で六月から八月に処分しているんだ。
運輸大臣、どうだ、それは怠慢と違うか、どうなんだ。時間がないからもったいない、そんなこと何回も繰り返すのは。
あなたたちは何を言っているんだ。総理、三木内閣って、こんなものですか。法は厳正に守らなきゃならぬと言っておって、そして怠慢だ、いや事務処理ができなかった、やむを得なかった、こんなことですか、三木内閣は。
あのね、ストをやれば国民に迷惑をかける、したがって、できるだけストを避けようとして政府があるいは国鉄総裁が努力されることは私は認めるんですよ。それはあってしかるべきだ。その理由でこうしたんだというなら話はまた別だ。しかし、これは処分内容について手続がおくれたんだ、それを調査するためにおくれたということは通りませんよ、これは。約一年かかってそれができないというのではどうするんですか。これならば悪循環をますます重ねる結果になるんじゃないですか、総理。そうでしょう。どうなんですか、その点。
悪循環を断ち切るために私はこういう質問をしておるんですよ、いいですか。法を守らなければならぬ。いま法務大臣が、これは憲法で云々と言われたけれども、われわれは悪法だと思う。憲法で労働基本権というものは守らなければならぬ、こういう立場で、現在制限されておる問題についてはわれわれから見れば悪法だと思っている。しかし、悪法であっても、ある限りにおいては守らなければならぬ。その立場でこの問題を取り上げている以上は、いま悪循環を断ち切ると言っても、こんな状態で断ち切られるか。また、いま処分すればストを直ちにやるぞと、こう言っとるでしょう。力で押されておるでしょう。力で押されるというのは、これは法律が幾らあったってだめなんです。力関係で来るという
私はね、総理、法の前には毅然たる態度をとらなきゃならぬということ、そうでないと、いま法律を守っておる組合があるでしょう、現在。この組合の諸君が法律を犯したらどうなるんですか。そういう形になれば全く世の中は革命に通じますよ、これ。ゼネストをやった場合、どうなんですか。法律があるから、これを守っておるまじめな組合があるでしょう、現に。そういう組合もあり、一方においては法を無視して力関係で来る。こういう問題に対して、断ち切る断ち切ると言って、どないして断ち切る。いま直ちにやろうとしているよ。処分を国鉄総裁がやったら直ちにストでこれに対する撤回闘争をやると、こう言っている。どうなんですか。どないして断ち切る。
国鉄総裁、それから専売、これ、どうなんですか。言うならば圧力に屈してこういう態度をとったと、われわれはそう思っている。特に、専売のごときは密約があったとわれわれは聞いていますよ。そういうことがあったですか、なかったですか。しかも、言うならば、私はこれは政府筋から聞いている。あったか、なかったか、この点どうです。
あった場合においては、あなた責任とりますな、副総裁。
あった場合は責任をとりますな。
木村運輸大臣、先ほどあなた、私の質問せぬことをぺらぺらしゃべっておったけれども、あなたは国鉄総裁をほめたんですか、しかったんですか、あの注意書は何ですか。
運輸大臣、国鉄総裁は事務的に問に合わなかったということを言っているんだ。これ、どうなんです。
あなたね、そんなわかったようなわからぬことを言うべきじゃないですよ。あなたは、国民に迷惑かけてはいかぬということについて食いとめたというのは多とする、ほか連絡の問題云々について遺憾だと、こういうことでしょう。あなたの言っているのはそうでしょう。そんなときに、事務処理の問題なんか何も出てないんですよ。あなた、事務処理のこと知っていましたか。
談話が出る場合に、労働大臣、これ知っていましたか。労働省は所管ですからいろいろ連絡があったと思うが、どうですか。
三木総理、こんな実情で私は断ち切れないと思いますよ。あなたは熱意を込めて悪循環を断ち切るんだ断ち切るんだと言うけれども、こんな状態では断ち切れない。今日まで当局も管理能力について欠如、組合も先ほど言ったように法を守るという精神がない、この二つですよ。この二つをどうしますか、あなたは。
総理ね、あなたが大体言われること、まともにとればそのとおりなんです。また、そうでなければならぬと思う。ところが、三木内閣になってから、この問題については、言うならば力に屈したということですよ。いいですか。こんな問題に対話と協調はあり得ない。法の前には対話と協調ではない。今後、いま公制審が答申されて次の問題が出ていますね。こういう問題にこそ対話と協調があってしかるべきだ。この前に対話と協調はないわけだ。しかも、これを対話と協調の中に持ち込もうとしておるところに誤りがあるということですよ。そうじゃありませんか。
労働組合であろうが、いかなる団体であろうが、特権階級じゃないですよ。いいですか、特権階級じゃない。法の前には平等でなければならぬ。もし何か事犯を起こしたら、直ちに法務大臣、検察庁はこれは提起するでしょう。労働組合だからといって、法律に違反したからといって、こんなずるずると政治的に解決するものじゃないですよ。そうじゃありませんか。この態度を毅然としなくて、いま幾ら悪循環を断ち切ろうと言っても、できないんですよ。法の前には、労働組合であろうが、いかなる団体であろうが、平等でなければならぬ。これをやはり政府の皆様方が自覚して、国鉄総裁が誤っておれば、それに対してこうすべきだという指導なりあるいはまた忠告を与えるべきでしょう。そうじゃありま