総理はいままで五年間、あるいは総理が総理になってから、憲法改正をしないという発言をしてきたのですけれども、自民党の総裁は、そのときから総裁になっている。総裁としてはこうだ、そういう発言をしたことがありますか。
総理はいままで五年間、あるいは総理が総理になってから、憲法改正をしないという発言をしてきたのですけれども、自民党の総裁は、そのときから総裁になっている。総裁としてはこうだ、そういう発言をしたことがありますか。
この際に、自民党総裁としての意見をかなり大きく強調した理由はどういう理由ですか。いままでいろいろ言わなかった。
いままで何回か総選挙をやった。今度の参議院選挙よりももっと重要な選挙があった。そのときでも総理は言わなかった。言わなかったですね。今回初めて総理が言った、この前十日の日の新聞記事を見まして、私は、ああ総理やめるのだな、こういう感じを受けました。考えてみれば、おやめになるつもりなのか、あるいはそれなら筋は若干通ります。いままでは憲法改正をしない、こう言ってきた。そしてここで自民党のために、改正をするというだけ言い残してそしてやめるのだ、こう思ったのだけれども、こういう考えはありますか。
情勢のないときにあえてこういうことを言うことはどういう意図かということを私どもは考える。というのは、憲法に対する理解が私どもにとってはこの防衛法案の審議の前提だからです。私どもの憲法に対する理解は、防衛庁のいろいろな法案に対しての審議の前提なんです。自民党の中にもいろいろな意見のあることは承知しておりますけれども、総理としては、次第に日本の憲法というものは定着をしてきている、これをいまさら変えるといわなくても、多少の拡大解釈はあってもそれでいける、そのほうが日本にとって正しい、こういうふうに考えておると私どもは判断をしたから、そういう立場でこの防衛の問題についていろいろ議論をしてきたのです。この際何の必要があって、今度の防衛法案が通
中曽根長官、この十一日の日に私は長官に重ねて質問をいたしました。憲法をお守りになりますか、誠実に守ります、こうお答えになった。長官、そういうお考えですか。
総理、どうですか。
そういうふうな国の基本になる憲法の問題を、そうことばのあちこちで扱うべき問題ではないじゃないか。総理、これはほんとうに大事な問題だと私は思うのですよ。私の個人的な総理の気持ちの判断からすれば、現在の国際のいろいろな兵器の主戦兵器は核兵器である。核兵器は日本は持たない。あるいは現在の日本は世界の中の日本であって、平和なしには生きられない、その状態はますます加重してきておる。日本は平和なしには生きられませんよ。日本の生命線を守ろうといったって、マラッカ海峡からアメリカ、アフリカの果てまで日本が守るわけにはいかない。平和なしには生きられないという状態がだんだん重なってきている。核兵器は持っていない、また核兵器が主戦兵器である、こういうふう
それならなぜ——総理と総裁との使い分けをすることは、これは意味があることかといったら、意味のないことだ、実際上は。この時期になぜ党内で、そういう新聞の全部の方が報道なさるような、ああいうふうな発言をなさったか、重要な憲法の改正の問題を。現在われわれもそういうふうに、まさかそうじゃないだろうと思っておったのに、どうもそうらしい。そういうふうなことをなぜこの時期に、重大なこの問題をお述べになったのか。だから私は先ほど言ったように、直観で、あ、総理はもうやめるのか、選挙はまた早いなという、こういう感じを私は受けた。私はこの前申し上げたとおり、衆議院の任期はもっと尊重されなければいかぬ、こう考えておる一人なんですけれども、そういうふうな問題
自主憲法をつくるという党議に従わなければならないということですけれども、総理が考えておる自主憲法の内容はどういうことですか。おも立ったことでけっこうです。
そうであれば、ますますこれは不謹慎な発言だと言わなければならない。中身も考えてない。しかもこういうふうな発言の持つ政治的な意味はきわめて大きい。外国に対しても大きいでしょう。国内に対しても大きいでしょう。不謹慎じゃないですか、これは。
あなたはいま総理大臣ですよ。ここで私は総理大臣としての佐藤さんに話をしている。総理大臣としての佐藤さんに質問しているのです。自民党の一党員としての佐藤さんに質問しているわけじゃない。しかも、総理大臣で自民党の総裁であると、こうおっしゃる。しかしそれは意味のあるようでないようなことばなんです。ここではあなたは総理大臣として御出席になっておられるでしょう。総理大臣としてどう思われるのか。あなたは総理大臣として自民党の参議院の集会で発言をなさった。よくその内容はわかっている。総理大臣としては当然答えるべきことでしょう、憲法改正の問題重要な問題について発言をなさったのですから。
しかしこれは、そういうふうな態度でこの問題は言い逃げする時期じゃないと私は思うのです。私が先ほど申し上げたとおり、防衛の問題に対する私どもの立場ははっきりさしております。こういうことは総理、国民だれが聞いても納得できることじゃないんですよ。私はいまでも総理は、あの発言は、自民党の憲法改正のちょっと強そうなのが前におるから、ちらっとそういうようなことばが出たのだ、こういうふうに言うてもらいたいんだ。それをしかし何か居直ったようなかっこうで、一ぺん言うたことは取り消してはぐあいが悪いということでいろいろ言っておるが、言うたびにことばが強くなるような感じがするけれども、劈頭申し上げたとおり、これはにこにこ笑って応答している問題じゃないんで
中曽根長官に御質問しますけれども、中曽根長官も、総理がいろいろお答えになっているようなお気持ちと同じですか。
この憲法が制定されたのは昭和二十一年の十一月三日、実施されたのは二十二年の五月ですけれども、ようやく二十五年になろうとしております。この二十五年になろうとしているときに、私どもは総理にかなり盛大な、憲法の意義を国民に徹底さしていくための何か行事をしてもらいたいのだ、こういうふうなことを私は申し上げようと思っておった。また四次防の問題も、単に今年や来年の問題ではありません、五年間続く問題。こういうふうなことを審議する場合にも、憲法を改正するというような、そのような気持ちを持ってこの案を立てる立場と、憲法は改正しない、何とかして将来とも日本の憲法の精神が生きるような、外交的なあるいはその他の政策をとっていこうとする立場でこの四次防をつく
この十一月に憲法の記念をして、何か集会を持とうという気持ちはありませんか。
念を押しますけれども、十一月に自民党の中でそういうふうな意見があるというのは、憲法の意義をたたえるというか、この定着しつつある状態を確認する、将来もこれを伸ばしていくという意味の計画ですか、あるいは改憲じゃないでしょうね。
自民党の中でそういうふうな有力な意見があればあるほど、これは私はあげ足をとるつもりじゃないのですけれども、総理があのような発言をするということは、私はほんとうにこれは大事な問題を言ってくだすった、何とかこれはことばの走りであってほしい、これはこの内閣委員会の皆さんにきのうもおとといも言った。皆さんも、たぶんそうだろうと言っておった。走りだろう、こう言っておった。だけれども、きょうの総理のいろいろな答弁を聞いておりますと、どうも走りじゃないらしい。しかし、総裁として言った、個人として言った、だんだん後退している感じもあります。総理の気持ちはわからぬじゃありません、わからぬじゃありませんけれども、しかしこの問題は、きょうは私はもっと四次
終わります。
長官に御質問申し上げたいと思いますが、四次防が完成をしますと、日本の考えられておる防衛計画の七〇%くらいは達成できるというような御答弁だったと思うのですけれども、これは間違いないのですね。
これが七、八〇%の域に達したあとの二〇%あるいは三〇%の防衛という問題は、どのようにお進めになるおつもりですか。