それじゃ総理、いまこの瞬間に直下型地震が発生したときにはどのようにされますか。
それじゃ総理、いまこの瞬間に直下型地震が発生したときにはどのようにされますか。
いや、いま私とやりとりしているこの瞬間です。
消防庁編の「地震の心得」というのは御存じですか。
その十カ条のうちの一番先にはそう書いてないんですが、いまここで起こった場合。
自治大臣。
私は、総理の御決意のわりには実は実際の対策が立ちおくれているのではないかと思いましたからそういうふうに取り上げてみたんですが、国土庁が三月六日に発表された広域防災基地構想ですが、この構想の中には、首相官邸が壊滅的な打撃を受けた場合を想定して、第二首相官邸を立川につくるというものがあるわけですが、首相官邸が壊滅的な打撃を受ける地震というのはどの程度ですか。
壊滅的な打撃を受ける地震とはどんなものかと聞いたんで、そういう地震が起こる可能性はやっぱりあると踏んでいらっしゃるわけですか。
これは事務当局、それじゃ。
新進気鋭な国土庁長官ですが、首相官邸が壊れるくらいの地震があれば、一般の家庭やビルというのはどういうことになりますか、被害状況の全体をちょっと想定してみてください。
広域防災基地構想そのものが、一般の庶民感情としては政府だけが安全なところに逃げ出して、残余の国民は勝手に死になさいという印象がどうも強いんですね、私は。地震対策としてはこういう構想というのは二義的であって、本来もっと進めなければならない対策があるというふうに考えるんですが、これは総理、自治大臣、国土庁長官、いかがです。
自衛隊でなくたって、私たちが言っている国土建設隊でもそういうことは十分できるわけですから、特に自衛隊を強調する必要は何もないんですが、一千億円もかけて第二首相官邸をつくるくらいなら、私は一つの提案をいたしますが、その金を民間住宅の耐震改良融資に回す、よほど地震対策としては私はその方が効果的だと思っているんです。住宅金融公庫の融資に低利の耐震改良融資を新設して、そしてそれに利子を補給するというようなことが考えられるわけですが、これは全くの一案でありますが、どうですか。これは総理、一遍決断すればそういうことはできるんじゃないですかね。
融資制度は、これは大蔵省どうですかな。
大蔵大臣どうですか。
事務当局どうですか。
融資制度など考究する余地はありますか。——建設大臣、あなたの答弁はわかりました。事務当局、一体具体化するあれはあるのかどうか。
低利の部分というのはだめ、私が言った。低利補助なんていうのはだめなのか。
建設大臣、私の提案ひとつまじめに受けとめて少し検討を深めてください。 もう一つ、総理、内政問題ですが、安保臨調を構想されているということが言われているんですが、その真意はいかがですか。
こういうことは渡米前に駐米大使とお話になっていないということになりますか。
総理、あなたは八紘一宇を平和主義のシンボルというぐあいにお考えですか。
総理府総務長官、ことしの建国記念日は昨年よりもひどかった。建国記念日の論争はこの間決算委員会で十分時間をかけてやりましたから、ここで再現を私はいたしませんが、あのとき、ことしの状態を見たならば再検討するということが政府側と私の約束になっているわけでして、ことしの状態は政治色、宗教色が鮮明に打ち出された、しかも大東亜戦争の理想として八紘一宇がいわゆる高らかに唱えられた、こういう状態になっています。来年の後援は当然思い直すべきだと思うんですが、いかがですか。