ええ、そうです。
ええ、そうです。
ですから、それは今言つたように、百分の一くらいの石が一、二個多い場合があります。ただ私が思うには、かりに三カラツトのすばらしい石だ、こういう石は日本にあまりない石だというものと、まるでダイヤだか何だかわからない石のかけらのような小さなものでも、同一の数に見ている。それが私はちよつと不合理じやないかという自分だけの気持があつただけです。金額においてもえらい違いがある。ですから、買い上げる場合に、また私どもが再鑑定をする場合にも、そういうダイヤのくずのくずみたいなものと、三カラツトなり一カラツトなりのいいものとは、全然見る目が違います。こまかいものが来たときには、数が何個、目方が幾ら々々ありますけれども、あけたその感じで、これは幾らくら
たしかそうだと心得ております。
一々元の袋へは入れませんです。つまり鑑定が済んでしまつたのですから……。
そうです。たくさんの売主の袋の中から出すという場合にはすぐ出ます。
それはすぐわかります。
そうです。
そうです。
そうです。もし出せとおつしやれば出ます。それだけの自信はあります。
かりに二月十三日の袋を調べた場合には、すつかりそれが済むまでというものは途中でよすということはなくて、空襲がない限りは全部やりました。
その多いというは、先ほども申し上げたように、こくこまかい石です。価値のほとんどないようなものが多いのです。多いというのは結局そういうものがよけいに来たのです。
そうです。
それははつきり覚えがございません。
そうです。
どの点を御返事申し上げれはいいのですか。
交易営団の方であります。手当は月千円だと記憶しております。
補佐はないと思いますけれども、久米、古川、巽、浜田、松井、もう一人おりましたが、その名前はつい存じません。
それは、先ほどあなた様から相撲のこれこれこれというお話もありましたけれども、片一方は動いているもので、生きものです。ダイヤは別に動いてもどうもしないので、とにかく目以外には見るべきものがないのです。一々大きな何十倍とか、五十倍とかの拡大鏡で見ておつたのでは、——そんな器械もありませんし、目と、点るいは一つの欠見をもつて見ますれば、——これはおそらく日本だけでなく、どこの国のものもみなそれでやつていると思うのです。だから相撲のあれと比較されたのでは、私としてはまことにどうも意外だと思います。
それはその時分、二日分ぐらいがせいぜい関の山ではないですか。
別に私の方では不親切に申し上げるのではない。今あなたの方で、目方にしてどのぐらいかという御質問がありましても、ちよつとそれは何カラツトというふうにお答えは出ませんね。別に私はいいかげんとか不親切、そんなことはちつともありません。