ラ米非核地帯の設置を決めておりますトラテロルコ条約は、その付属議定書にアメリカとソ連がいままで署名をしておりませんでしたために有効に発効するに至っておらなかったわけでございますけれども、この両国が最近それぞれ関係の付属議定書に対する態度を改めましたので、ようやく近いうちにこの非核地帯が現実のものとなるということは私どもとしても喜ばしいことと存じます。ただ、発効するのに非常に時間がかかったということで、一般的に非核地帯なるものが適切な条件の整った地域で設置されることは望ましいのでありますけれども、現実にはその設置が実現することがなかなか容易ではないということもいままでの過程を通じて感じ取った次第でございます。
