いや事業はやつておりません。
いや事業はやつておりません。
大体そうですね。
そうです。私は寄附を受けたものはただちに届出をいたします。
自由党では公認候補者にはまあなるべく金もないもんですから、大体において出さぬ方針ですが、援助しなければならぬ人には多少の援助をする建前をもつておりました。今までは……。
五千円のもあり、一万円のもあり、もつと多いのもあります。二万、三万も多少はありましよう。
昨年はどのくらいでしたか……、公認候補者は二百五、六十人くらいありましたか……。
出さないのが大部分です。
せいぜいそういう程度です。
むろんそうです。さようなことは全部昨年届出をしてあるはずです。
もちろん支出の方も会計から届出をしているでしよう。但しだれにいくらやつたなどということはどうなつておりますか……。これは私の方の建前としては、甲には一万円やつた、乙には五千円しかやらぬ、丙にまた二万五千円やつたということになると、將來それがために非常に氣まずい思いをするので、やつたとき限りで、一切何も記憶せぬということになつておりますから、去年の選挙もそれでやつたろうと思います。
その通りです。
もちろんそうです。幹事長たる個人ではありません。
むろんそういう話がございましたが、百五十万円寄附するとか、百万円寄附するという話は最初はありませんでした。われわれは日本自由党の健全なる発達を期する意味において献金いたしたい、但しわれわれ同業者の有志から集めるのであつて、いくら集まるかわかりませんが、できるだけ心配いたしますと言うて、たしか三回か四回にわたつて百五十万円の献金を受けたと記憶しております。
私は飯田清太君とはこれも十何年來の友人ですから、私は飯田君に、おい少し何とか心配せんかということを一遍頼んだことがあります。
そうです。
さようです。
そういう話はあつたか存じませんが、他党のことは私は聽いておりません。
届出はむろんしてあります。
それは、当時の会計が選挙の疲労で膽嚢炎か何かになつて何箇月も入院しておつた。それがために橋本という事務員が臨時会計事務を掌つた。その臨時になつた会計は、一々届出をするがごときことを承知いたしておらなかつた。私は政令に基いて毎月報告されているものと信じておつた。ところがあるときにアメリカ司令部の方から、私と國協党の岡田君に出て來いという。去年の十一月ごろでしたか。出て行つたところが、君の方は届出をたいへん怠つているがどうした、これはポツダム勅令に基く政令の違反で、懲役十年以下罰金七万五千円であると言うたので、私は愕然とした。当然さようなことは事務員が手続いたしておるものと信じておりましたところが、その話を聽いて晴天の霹靂のごとく驚いた
その通りです。