「とかくの問題」が生じているのが非常に重大だということは、わが国辱につながることが多いのじゃないかと私は思う。個人がけがしてちょっと手当てがおくれたとか、行く先がわからなくて迷ったというようなことは、そのうちの最重要問題じゃない。わが国の信用、国の恥辱に関することが案外発生しておるのじゃないですか。私はそれを心配する。マナーというような言葉で簡単におっしゃるが、それは御飯を食べるレストランのマナーとは違うのじゃないですか。国民のお行儀と申しますか、日常生活の対応じゃありませんか。 それでは、ちょっと伺いますが、ある雑誌出版社が五十二年の六月に出した海外旅行の案内書があるのです。それを私、何げなしに読んだのですが、その中にこういう章が
