私どもは昨年来、やはり穀物価格の決定については、生産費主義で行くことが正しい方法であると思つて、そういう線で努力をしておるのであります。その際に一番問題になるのは、労力費の算定の基準でありますが、これをそのときの労賃で見るか、或いは他産業とのバランスにおいて考えるかということがむずかしい問題になる。外の産業部門の一体どれをとればいいか、又どういう性格、性質のものとこれを均等に保たせたらいいかという点については、農業生産の特殊性もございますし、又他産業の特殊性もございます。その間の調整をどうとるかということが相当むつかしい問題だと思います。勿論労力費の算定につきましては、そういう点も十分検討を加えまして、やはり生産主義の算定方式を確立
