事実ということになると困るんですが……。
事実ということになると困るんですが……。
それが分らない。私は今委員長さんに答えたばかりである、そういうことは分らない、併し噂は聞いている。
それはどういう意味ですか、もう一遍おつしやつて頂きたいんですが……。
それは明瞭には調書を見ないと分りませんが、詐欺に関しては、詐欺の犯行は、大体二十三年の暮から二十四年の六月の間にできた問題ですが、それは直接の問題として、私の方では調べなくちやならん。併し何故詐欺をやらなければならんか、或いは金銭の……。
それは贈賄とか何とかいうような決定的の言葉で聽かれるのは困るのです。何故彼等がとにかく官界、政界に金をばら撒いたかというような、つまり刑事上の問題ですね。これは先程も申上げた通り、この詐欺事件というやつは、繊維を主体としてやつておる、繊維関係、衣料品ですな。衣料はいつから始めたかというと、要するに二十一、二年から始めておるのです。国富繊維と称する会社を建てて、そこから金を逐次どういうところに社交上使つておるか、どういうふうな穴をあかしたか、それは調べなければ分らんのです。それでよつて現在に至つたのだというところまでやらなければ分らんのです。それだから結局二十一、二年から以降において刑事状況を調べた結果が、その間の社交上の金銭がそうい
今申した通り二十一、二年から逮捕直前までです。
十月秋ですね、つまり昭電で佐藤が出てからですね。
昭電から帰つて来たのはいつでしたか忘れましたが、出て直後からですね。
いやもつと前からですね。
それは巷に伝えられる話は、私共とらないのです。どういうことを報道されようと、それはもう正しくあろうと、正しくなかろうと、そういうものに私も拘泥しないのです。実際捜査はこういう方針で行かなければいかんということでやつておるんですから、あなたにそういうことを聽かれても答弁する必要はないですね。
前後は調書を見なければ分らんというのです。私が限定されて言われても実際記憶に今ないです。いつからいつまでにそういうことがあつたかということは、相当数の調書になつておるので、どうもそう限定されて聽かれると、そうだということは言えないですね。
何ですか。
誰がその主張をしたんでしよう。そういうことを。
そういうことは知らんですね。
絶対にありません、そういうことは。
むしろ感謝しているでしような佐藤は。
雑談してなんですね、食事を夜遅くも、是非熱いものを飲ましてくれというようなことで、家族が持つて来たような場合には、よしそれじや僕が遅くなつても、熱いうちに食べろというふうにして便宜を計つたことはありますがね。
そう遅くまでとは思つていませんがね。これは不法に遅くまでというように思つておりません。
私が誰に酒飲ましたんですか。
そういうことは絶対ありません。酒を飲ましたというようなことは絶対ありません。