ただいまちょっと申し上げたと思いますが、少なくとも日本側はソ連に対してそのような危険な考え方は持っていないということは、私どもは先方はわかっておると思いますが、ソ連側としては依然懸念を表明いたしましたと申しましたその懸念ということは、日本側がそういう意図があっても、不知不識、知らず知らずのうちに中国側のそのような意図に巻き込まれるのではないか、こういう懸念を依然として表明したということでございます。
ただいまちょっと申し上げたと思いますが、少なくとも日本側はソ連に対してそのような危険な考え方は持っていないということは、私どもは先方はわかっておると思いますが、ソ連側としては依然懸念を表明いたしましたと申しましたその懸念ということは、日本側がそういう意図があっても、不知不識、知らず知らずのうちに中国側のそのような意図に巻き込まれるのではないか、こういう懸念を依然として表明したということでございます。
ベトナムにソ連の艦船、航空機等が寄港し、あるいは周辺を飛行しておるという点につきまして、高島外務省審議官の方からこのような動きが周辺に不安を起こしておるということを率直に述べましたのに対しまして、ソ連側から、ソ連は外国に基地を持つようなことはしておらないし、将来もしない、ただ、ソ連が同盛岡との合意に基づいてその艦船を寄港せしめ、あるいは飛行機を飛行せしめる等のことは、これは条約上当然の権利であって、これを第三国、はたからとやかく言われる筋のものではない、こういう反論をいたしたわけでございます。この部分の新聞報道が、一部そのベトナムの基地という活字で報道されましたことに対しまして、ソ連代表は、これは自分の言ったこととまさに反することで
ソ連の外交政策といたしまして、外国に基地を持つということは帝国主義的な領土拡張のあらわれであるということで、基地というものは持たない、こういうことをかねて標榜しているわけでございます。ただ、国際法的に基地というきちんとした定義があるわけでございませんので、ソ連がベトナムに基地を持っておるかどうかということにつきましては、確たる証拠といいますか確認の方法がないわけでございます。少なくともソ連側が申しましたことは、ベトナムにソ連は基地はないし、他のいかなる世界の部分にもソ連は基地は置いておらない、しかし、ベトナムの港に船が出入りしておるというようなことは、これはソ連が友好国たるベトナムとの合意に基づくことであって、他人にとやかく言われる
これは今後のその周辺地域の情勢の展開によることと思いますし、あるいはまたソ越両国の関係の発展によることと思いますので、前回の御質問の最後に申し上げましたように、私としてこの点は軽々に予測いたし得ない。ただソ連側は、表現といたしましては基地は外国に持つことはないということを申しております。その基地ということの意味でございますけれども、とにかくそのようなことでございます。
今回の話し合いに当たりましてソ連側から特に、これは交渉でもないし単なる自由な意見の交換であるので、話し合った内容については余り公にしてもらいたくない、こういう点がございましたので、その点ひとつ御了承をいただきまして、私どもといたしましては、大筋においてソ連が申しましたことをお伝えいたす、こういうことで御了承いただきたいわけでございます。 中ソ関係につきましては、フィリュービン次官は大変に厳しい見方をいたしておりまして、中国の現指導者が現在の考え方を改めない限り中ソ関係改善の希望は大変に少ない、こういうことを述べておりました。もちろん日本政府といたしましては、国際平和の観点からいたしますと、どの国とどの国であれ険悪な関係になるとい
四島の問題につきましては、当然のことでございますが、二国間問題の討議に際しまして日本側の最大の懸案としてこの解決方を迫ったことは御想像のとおりでございまして、そのうち四島の軍事武装化の問題につきましては本年二月に高島外務審議官が在京ソ連大使に述べたところと同じ立場を今日も持っておる、ソ連がこの問題を一刻も速やかに平和的に、しかも抜本的に解決することに同意されたい、こういうことを強く力説、要請したわけでございます。
御説のとおり従来のソ連側の線を繰り返して、領土問題というのは非現実的な問題であるから日ソ関係をもっと現実的な基礎の上に発展させることを考えたい。このような……(安井委員「基地の問題」と呼ぶ)基地の問題につきましては、内政干渉であるという言葉を繰り返して申しました。
バンス長官の発言につきまして、私直接陪席しておりました係官に印象を尋ねたわけでございますが、非公式な話し合いでもございましたことと、それから先方の発言の内容がまず新聞に伝えられましたニュアンスと多少違うようでございまして、いまこの問題はどうなっておるかということが主で、必要に応じ米側のできることはしたい、こういう表現であったようでございます。これにつきまして園田外務大臣は、いやこれは日ソ二国間でやっているところだからもう少し努力をする、こういうふうにお答えになり、米側の好意を謝されたようでございます。 私ども考えますのに、領土問題に関しましては、北方領土の法的地位その他につきましてかねて米国側からいろいろな法律上の解釈につきまし
この北方領土問題の解決は、私ども考えましても、よく国際世論に訴えてこの解決を求めるということを言われますし、私どももその点も考えておりますが、しょせんソ連側が納得しなければ解決しないことでございますので、一面から考えますと国際世論の圧力のもとにこれを解決せしめるという方法もございますが、また逆にそれをやり過ぎますとソ連がかえってかたくなに握り締めてしまう、こういうこともあるかもしれないということもございまして、結局日本といたしましては、ソ連に対しまして、日ソ関係を本当に安定した友好的なものにするにはこの問題を解決するしかないということを日本側から強調することによりましてソ連側と納得ずくで話をしなければならない、こういう考えを持ってお
そういう問題も考えておく必要があるのではないかというただいまの御指摘について、私どもそのように考えておりますが、ただいまの時点で、そういう点につきまして私から具体的に申し上げることは控えたいと考えております。私どもといたしましては、鋭意ソ連側との間にこの返還交渉を進める、その際考慮すべきことは内々いろいろ考慮すべきものであろうと考えて一おります。ただいまの御意見、大変貴重なものと承っておきます。
外相定期協議につきましては、これは大体一年に一回双方相互に開催する、こういう約束ができておるわけでございまして、昨年の一月に園田外務大臣が訪ソをされたわけでございます。したがいまして、今度は先方の外務大臣が日本に来る番である、もう実際来てもよかったくらいでございますが、この点につきましては、今回の事務レベル協議におきまして筒島外務審議官からソ連側の来訪を求めるという点を重ねて述べたわけでございます。 それからソ連首脳の訪日につきましては、これも同じく一九七三年に田中総理大臣がモスクワに訪問されたこともあり、またそのときのいわゆる共同声明の中でソ連首脳の来日を招待し、これは先方が喜んで受けたということもございますので、やはり両国の
今回の事務レベル協議におきましては、日中関係、日中条約、この問題はやはり大きなテーマの一つでございまして、まず日本側の高島外務審議官から日中条約の締結に至るまでの経緯、特に日本がどのような点でこの締結に苦労をしてここに至ったかという経緯を詳細に説明をいたし、この条約はいかなる意味でも反ソ的な性格を持ったものではない、こういう点を強調、力説されたわけでございます。これに対しましてフィリュービン次官は、日本側の意図のいかんにかかわらず、日本側が自然にあるいは知らず知らすのうちに中国側の反ソ的な戦略、政略の中に巻き込まれるのではないか、こういう懸念を相変わらず表明をいたしました。 私、先ほど安井委員の御質問に対して触れましたところでご
中ソ条約の問題につきましては、ソ連側は実は中国がこの条約の破棄を声明いたしましたときに、ソ連政府は公式にタスを通じてその立場を表明したわけでございますが、今回のフィリュービン次官も大体そのような趣旨でこれを論評したわけでございます。 ちなみに、中国が破棄いたしましたときのソ連のタスの論調の一、二行を読みますと、北京の今回の一方的行為は、ソ連邦と正常な国家関係を維持する用意があるという繰り返し行われた中国の声明とは全く一致しないものである云々とございまして、さらに、中国首脳部の他の措置とあわせ考えた場合、これらすべてのことは中国の指導部がソ中関係を一属複雑化させ破壊させる方針をとっていることを明白に物語っておる、このようなことでご
中ソ条約ができました当時、一九五〇年二月でございますが、このころはちょうど対日理事会におきまして、日本及び極東の情勢につきまして米ソの二大国の方針に大きく食い違いが出始めてきた時期でございます。したがいまして、当時はソ連は、アメリカは日本を軍事基地化しようとしているという非難を開始いたし、米国の方は、極東地方における共産主義の浸透を防がなければならない、こういう意見の対立が出てきた当時でございましたので、その当時は日本及び米国を仮想敵国とするようなこのような条約が中ソ間にできましたことは、これは国際情勢のしからしめるところであった、格別に驚くことではなかったかと思いますが、ただ斎藤委員も御指摘のとおり、この条約は前文及び第一条におき
ソ中関係につきましては、ソ連側の代表者から中国の現在の指導者が現在のような物の考え方を改めない限り中ソ改善の望みは少ない、こういう言い方をいたしまして、概して中ソ関係につきましては大変に厳しい見方を表明いたしておりました。
過去約十年来ソ連の極東空軍、それから海軍、それからいわゆる極東陸軍でございますか、これは中ソ国境地帯が主でございますが、急速な勢いで増強されておるということは防衛庁等からもしばしば伺っておるわけでございます。これはソ連がこの極東地方の国際情勢の変化にかんがみて世界戦略的な一環として大幅に兵力を増強しておるものと思っておりますが、私どもといたしましては、こういうふうにいずれの国であれ軍隊を大幅に増強するというようなことは平和の見地からは好ましいこととは考えておりません。
極東ソ連軍の全般的問題については話し合いがございませんでしたけれども、ベトナムにソ連の艦船等が頻繁に出入りをしているという事項につきまして、日本側から懸念を表明いたしましたのに対しまして、ソ連側から友好国との合意に基づいて艦船がそこに出入りすることに何ら驚くには当たらない、こういうことで、むしろそれについてとやかく言う方がおかしい、このような表現をいたしておりました。
ただいま前回の御質問にお答え申し上げましたが、確かに平和に徹する国家といたしましては兵器であれ艦船であれ航空機であれ、軍用に供されるものが非常にふえて、それが東西両勢力の間でエスカレートしていくという現象は決して好ましいこととは思っておりませんが、また他面、実際の今日の世界の現実を見ますと、米ソ二大国が大変に強大な軍備を持って、そのある程度の均衡の上に平和が保たれているという一面があることも現実問題として認識せざるを得ないことでございますので、このようなバランスが急激に崩れることは世界平和の見地から余り安全なことではないのかもしれない、このように考えております。戦略的な面につきましては、私ども外務省として詳しくはございませんけれども
ただいまの御質問の前段の点につきまして、山下防衛庁長官が米側に増派を求められたという事実を私わきまえておりませんので、よろしければいまこちらに防衛庁の代表が来ておりますので、そちらからお答えをいただいてよろしゅうございましょうか。
率直に申しまして日ソ間にございます大きな問題は実は領土問題一つでございまして、その他の点を考えますと、国交ももう二十年以上にわたって回復されておりまして、貿易量も往復四十億ドルに上るような量に達しております。それから人の往来、経済協力というようなことも行われておりまして、日ソの間に望むべきものは、まずこの領土問題の返還による平和条約のみ、こういうことでございます。したがいまして、私どもといたしましてはこの点について全力を挙げておるわけでございますが、その間、ただいま御指摘のとおり、その他の面における実務的な関係はできるだけ促進して、できればいい雰囲気をつくっていきたいと考えておるわけでございまして、この点は隣国たるソ連が非常に強大な