昨年の一月に園田外務大臣がソ連側に渡されましたものは日ソ平和条約のもととなる一つの案でございまして、それをもとにして日本側はいつでもソ連政府と交渉を開始する用意がある、こういうものでございまして、これから交渉すべきものを公表するということは国際慣例上もございませんし、私ども賢明なことと考えておりません。私どもといたしましては、ソ連側が一方的にその善隣協力条約を発表いたしましたが、これもソ連側がまじめに交渉するものであるならば、常識的に国際慣例から申しまして、それをもとにして交渉の開始に努むべきものであって、一方的に公表するということはきわめて異例なことと考えております。私どもといたしましては、最初に申しましたような理由でその条約にか
