御指摘のように非常に矛盾した面も多いわけでございまして、たとえば、いままで総需要喚起ということになって、財投をふやし金融を緩慢にするということになると、設備投資が先行いたします。非常に能率のよい設備ができて供給がふえる、しかも安価にそれが生産されるということで、経済の拡大と物価というものは並行していったわけでございます。経済の拡大をするが物価はそれほど高くならないという状態になったわけでございますが、福祉社会の建設ということになりますと、福祉関係の投資というものは設備投資と違いまして、これは投資をされてもそのまま消費に向かうわけでございますので、生産性というものを無視して消費が行なわれる、その面で物価が上がっていくという、とかく物価
