われわれが六・三%の基礎案をつくりますときには、大蔵大臣と通産大臣と私とでいろいろと議論をしました。それの中には、もちろん一つにはその時点における日本の経済の足取りが、本当に少し温まって拡大傾向に向かうのかどうかということについて非常に議論が集中したわけであります。と同時に、この国内の経済を多少引き上げていくために投資する政府のいわゆる公共投資、それがどれくらい可能かということも議論の中心になりました。同時にまた、われわれの一番大きな関心は、先ほども御質問ございましたが、現在の完全失業率また失業数が少なくとも今年度より来年度の方がさらにふえるということであっては困るということ、これも非常に大きな配慮の根本でございました。同時にまた、
