鹿野主計官をいじめるわけではないのですが、あまりひど過ぎるのでここで問題にしているのですよ。説明の必要はないのですが、日本の船は御承知のようにすっかりやられてしまって、ほとんどゼロになったところから、とにもかくにも四百万トンくらいの船腹を持つように急激に増加したのですから、従って海上における遭難率というようなものも非常に激増している。だからあなた方の方では毎年々々ちゃんと計画的に人員をふやしているとおっしゃっても足りないのですよ。ほかの方でもこういうふうに急激に増加したものもあるでしょうけれども、海の方はことさらに激しいのです。そして海難率というものも激増している。従って審判所では目が回るほど忙がしくても、まだやり切れぬという状況で
