中村高一君。
中村高一君。
北さん、外務大臣は前から申入れがありまして、フランス大使との会見があるということですから……。
午前はこの程度にいたしまして、休憩いたします。午後は一時から再開いたします。 午前十一時五十二分休憩 ――――◇――――― 午後三時三十八分開議
金融と為替の問題を大蔵大臣に伺いたいと思いますいろいろの角度がありましようが、企業の財政が非常に不安定だと思いますので、この企業の財政を安定させるために、どういう金融上の措置がとらなければならないか、そういうことについて数字を中心にお話を伺いたいと思います。 最近やかましい不渡り手形の問題でありますが、先般来いろいろ御答弁がありまして、これ以上は拡大しないというふうなお言葉でありましたが、私はなかなかこの問題は簡単ではあるまいと存じます。いわば氷山の一角のような形で、不渡りの問題が出ておるのでありますが、この際企業の財政、会社の経理というものを、もう一ぺん深刻に考え直しておきませんと、予想される世界的な経済の動きの中で、日本の産
私は少し内容に入つて承りたいのでありますが、今お話のありましたように、今ただちにどうのこうのではないかもしれません。しかし私は、これからの経済の行き方というものは、非常にむずかしくなると思うのであります。ことにあなたは非常に堅実に今度の財政の切盛りをなさつておりますので、事業界が相当むずかしくなる。そういう建前からいうと、どうしても資本構成というものを思い切つてかえておかないと、今日ただいまの問題よりは、来るべき問題に非常に問題が残ると私は思うのであります。そういう意味で伺うのでありますが、最初に、オーバー・ローンを解消する方法としてこれは前に石橋委員からお尋ねがあつたので、そのときお答えになつておることも私は聞いております。しかし
このオーバー・ローンの問題は、この間も石橋委員から資本の蓄積と資金とを混同しておるじやないかというお話がありましたが、私は深い理論の追い方はいたしません。ただいま長斯信用銀行のお話が出ましたが、その活動の実績を、せつかくつくられたものがどの程度の働きをしておるか、輪郭だけでも承りたいと思います。
オーバー・ローンの解消もラジカルな方法でなく、一手々々攻めるというお話でありますが、その一手一手をひとつ伺いたいのでありますが、あなたは本会議の演説の中で「資本蓄積を促進するため、第三次再評価の実施企業合理化のための特別償却、準備金制度の拡充、預貯金利子に対する所得税の源泉選択税率の引下げ」――最後の問題に今あなたはお触れになりましたが、再評価の問題、それから特別償却、準備金制度の拡充等の問題において、具体的にどういうふうにお考えになつておるか、その具体的な構想を承りたいのであります。
私は、オーバー・ロンに対して本格的な手を打たないのだから、なしくずしの方法でやるが、そのなしくずしの方法もまたなしくずしになつておるような感じがするのであります。たとえば今再評価の問題において、先まりわして内容の御説明がありましたが、私は、やはり税金をなしにして、ある程度まで強制して早目に企業財政のバランスと申しますか、企業会計の安定化をはからなければならぬと思うのであります。これは形式的な問題ですが、あなたも御承知のように、これをやることによつて社内保留がふえるのであります。そしてこういうことが間接にオーバー・ローンの解消に役立ちますので、本格的なオーバー・ローンの解消についてラジカルな方法をとらないとすれば、せめてなしくずしをや
これは私の持論なのですが、企業財政安定の方法としては、証券市場というものを、国民経済的な角度から、もう少し本格的に対策を立てたり、政策を確立して行かなければならぬと思うのであります。どうも昔の観念で、長期あるいは短期等の観念が混在いたしまして、取引証券というものが、国民経済的な角度から取上げられにくいような関係にあると思いますが、私は、どうしても自己資本をふやす、しかもこれを上手に育成するというか、この市場の健全なる発達をはかれば、小さい資金が企業資本として動員されることになりますので、この取引所に関しましては本格的な、やや系統的な政策を立てる必要があると思います。私は持論で、問題があるたびに、たとえば暴騰するとか暴落をする場合には
証券取引法の改正は、もう大蔵委員会に出ているのではないでしようか。ただその中で、今あなたは触れませんでしたが、取引所を大蔵大臣が今までよりも強く監督したり、握つたりするような形になつて来るのではないかと思う点がある。それは定款だとか業務規定の改正も、大蔵大臣の認可を要するというふうになつているのではないかと記憶しておりますが、いかがでございますか。
それからもう一つあなたに同つておきたいのですが、最近の証券市場の状態を、ああいうふうに激動する状態でいいとお考えになつておりますか。
私は市場の価格が激動する理由の一つに、今の取引所の仕法と申しますか、取引のやり方に問題があると思います。御承知のように、昔は清算取引というものがございました。清算取引というものは、えてしてばくちの取引だというように言う人もありますが、そうではなしに、需要供給を円滑にやらせるためには、ぜひ必要なものであります。ことに日本のように今度やりました仕法というものが、御承知のようにアメリカのレギユラー・ウエーの模倣でありまして、資金が十分に裏打ちされる場合に、レギユラー・ウエーというものが物を言うのであります。日本のように、先ほどからあなたと私が話合つているように、非常に資金がきゆうくつだという背景のもので、資金が潤沢の背景のもとに置かれてい
最近取引所の取引、手数料を下げるというような干渉を、当局からなさつたことがありますか。
それはあなたの耳に入つていないかもしれませんが、その仕事を預つておる下の方から、何かそんな風が吹いているように聞いております。もしそうだとしますと、金利の引下げと一緒であります。これは非常に性急なことを考えてもだめだと思います。金利は御承知のごとく資金の需給関係できまります。またこの手数料のごときも、実際にかかつた費用その他できまるので、ただ簡単に表面だけで判断して、干渉するようなことは少しむちやではないかと思います。ことに塚田郵政大臣がお見えでありますから伺いたいのでありますが、この有価証券の手数料の関係は、大分電話料と関係があるのであります。これはひとつあわせて塚田郵政大臣に伺いたいのでありますが、これからの経済の持つて行き方は
私も個別の理由は、いろいろあると思うのでありますが、先ほど申し上げたように、非常にこれからの日本の経済はむずかしくなるのだから、ここで体系的に、先ほど触れましたように、思い切つて世界のデフレ傾向に遅れないように、あるいはもつと先を越すような――いい悪いは別として、そういうやり方をやるか、あるいはもう一つは、計画的に、多少大胆に財政の切り盛りをし、積極政策で産業の近代化等を遂行して行く方法と、二つしかないと思います。ところがどつちつかずに、ずるずる引きずられて行くような財政計画は、厳に慎しむべきであると思いますし、一角が次の一角を生むようなやり方でなく、どつちか一方というふうな体系でもつてやつて行くようにしないと、これからの経済は並た
大蔵大臣に伺いますが、先ほど手数料を下げるというような勧奨は、今度証券の取引税法が実は新しくできまして、それによる一般の証券保有者の負担を減らす意味からいつても、手数料を減らしたらどうかというような意味合いだそうであります。なるほどちよつと表面を見たところではつじつまが合つているようですが、今塚田郵政大臣からお話がありましたように、ことに有価証券の場合には電話料金の値上げが非常に響く、また電話料金はそればかりでなしに、特別な産業とも結びついております。ことに新聞社などが使います電話料金に比べましても、証券業者の使います電話料金は、一社で大きいのが相当あるのであります。そういう点も堪案いたしまして、逓増される電話の使用料に対しては逓減
大蔵大臣あるいは御承知にならないかもしれませんが、これは違うのです。あなたのおつしやるのはどう思い違いしていらつしやるかしらぬが、すでに現実に税金の上に特別考慮があつて、数字まで私は知つておりますから申し上げてもいいのですが、利益金の三五%の範囲内で千分の七、それから貸付残高の百分の三に達するまでの額で、これは許されておるのであります。もし知らなければ逆に私の方からお教えいたしますが、そういうふうに実際問題はあるのであります。ですから決してあなたが心配するようなことでなしに、すでにありまする制度、中小企業貸出しはあなたが今おつしやるように保証制度、保険制度が必要とお考えになるほど危険が多いのなら、その率を少し上げて、中小企業に特別考
私の言葉が過ぎたら取消します。中小企業にそうしませんと、これはそろばんはじくことは、何といつても銀行屋さんはナンバーワンである。そこで少しのさじかげんで、そういう資金が潤沢にできて、実際のお役に立つのならば、ただ中小企業に対する専門金融機関だけを持ち上げるだけでなく、実効のある方法で知恵をしぼられたらどうですか。こういうことを申し上げてあるのでありますからこれも苦労人であられる大臣でありますから、どうかもう一度練つていただいて、これは決してあなたのプリンシプルを乱すことにならない、また滞り貸しに対する特別のそういう取扱いがあるのですから、これを百尺竿頭一歩を進めればいいはずでありますから、どうかそういう意味で事務当局を御督励になつて
貸金業法に日歩五十銭の利子の制限を置いておると思うのですが、この五十銭というのがありますので、その数字までなら法に触れないというような扱いになつて、非常に金利を上げている傾向があるように考えるのですが、いかがでございましようか。もしそういうふうにお考えなら、この金利を下げて、実際上の監督に使うようにしたらいかがでしようか。私は金利というものは法律で下げられるとは思いませんが、しかしこれは少しべらぼうでありますから、重ねてあなたの御見解を伺つておきたいと存じます。
五十銭がやむを得ないというふうにおつしやつているうちは、大蔵省の金融政策は非常に下手だということに実はなるわけなんです。ですから、これもひとつ重ねて御配慮いただきたいと思います。 それからもう一つ専門為替銀行、これこそあなたはお考えになつて、新聞等で構想を漏らしておられますが、ひとつその構想を伺つておきたいと思います。この専門為替銀行というのは、特別に日本に単数の日本為替銀行みたいなものをつくるおつもりなのか、それとも為替銀行法というものをつくつて、適格者には設立の許可も与えて行くつもりなのか、その辺まで含めてひとつ御構想を承りたいと存じます。