政府に命令された範囲内においてというのは、三本の滑走路しかないのです、三本の滑走路で国際空港なんと言える資格ないですよ。そこはどうなんです。あなたの世界一の国際空港をつくりたいという念願と、三本しか滑走路を持たない成田国際空港の実現のギャップはどうするのですか。問題は、中の芝生がどうの建物がどうのじゃないのです。重大な問題は滑走路なんです。飛行場の死命を制するものは滑走路なんです。
政府に命令された範囲内においてというのは、三本の滑走路しかないのです、三本の滑走路で国際空港なんと言える資格ないですよ。そこはどうなんです。あなたの世界一の国際空港をつくりたいという念願と、三本しか滑走路を持たない成田国際空港の実現のギャップはどうするのですか。問題は、中の芝生がどうの建物がどうのじゃないのです。重大な問題は滑走路なんです。飛行場の死命を制するものは滑走路なんです。
その問題はあなたといつまでやっていてもしかたがないので……。あなたは総裁を引き受けるときに、非常に重大な問題であるが、国際空港の歴史的な発展について調査されたのですか。いいですか、国際空港については航空審議会で答申しているのです。その答申の段階から今日までの状況について、あなたは引き受ける前に十分調査されてから引き受けたのかどうか。
それじゃ成田総裁に、航空審議会の答申について伺いたいと思います。航空審議会は答申案を出している。あなたは十分調査して引き受けられたなら、その答申案についてお答え願いたい。
あなたは一体何を聞いているのだ。いまぼくの聞いているのは、航空審議会の答申案、いいですか、はっきり言いますが、佐藤総理はいつでも国会の答弁で、国権の最高機関は国会である、したがって国会の決議はいつでも尊重する、こう言っているのです。航空審議会の答申案が通るには、国会の附帯決議がついて通っている。この航空審議会の答申案も知らないで、見もしないで、何が世界一の国際空港ですか。そんな態度でどうするのですか。もっとまじめに答えてください。
ぼくの聞いているのは、航空審議会の答申案をあなたは知っているのか、見ているのかということを聞いているのです。政府におかせられましてはなんという、そんなことを聞いているのじゃないのですよ。政府が何をおかせられようと、あなたは航空審議会の答申案を読んでいるのかどうか、これを聞いているのです。
あなた十分調査されたと言うが、それでは航空審議会の答申である霞ケ浦案はどうしてだめになったか、さらに富里案はどうしてだめになったか、浦安案はどうしてだめになったか。航空審議会の答申案はこれ三つしかないのです。成田国際空港なんということは言ってないです。富里と霞ケ浦と浦安とこの三カ所しかないのだ。成田案などというものはない。したがって、あなたが十分に調査研究されておるならば、この三つの答申案はなぜだめになったのかということをまず答えてもらいたい。それなくして、成田が入ってきて、これをやろうということ自体がおかしいですよ。
政府の答弁はあとで聞きます。あなたに言われなくたって、このあとやるんです。あなたに聞いているんです。十分調査されて引き受けたと言っているでしょう。したがって、調査されたならどんな調査をされてこの三つの重要な答申案が——しかも国会の附帯決議は答申案を尊重するということをいわれている。この国会の附帯決議が無視されてこの三つのものができないで、なぜ成田へ持ってきたかということ自体も、調査研究されたなら経過はあなた知っているはずだ。
必要があるかないかをあなたに聞いているんじゃないのです。少なくとも飛行場を成田へつくろうとしてあなたは総裁を引き受けたんでしょう。それには、突如としてきょうここでこの問題が起こっているんじゃないのです。それには過去の何年間かの経過というものがある。それらの経過というものを踏まえて現地に臨まないで、どうしてこれができると考えるのです。その過去の経過について十分あなた調査研究されたとさっき言っているでしょう。引き受ける前に調査研究しました、調査研究して少なくとも答申案に対してすらも理解がなくてどうなります。——どうも成田さんと問答していると時間ばかりかかってしょうがない。私のほうで教えます。この問題が起こってから、この七月が来れば満四カ
少なくともこの問題発生以来、大臣がだれとだれがかわって、議会でどんな答弁をしておるのか、この程度のことすら調査せず研究せず、あなたは調査研究したなどと言える性質のものじゃない。当該の責任者である航空局長が何人かわったか知らないでしょう。
いいですか。いまあなたが答えられたように、この四年間に運輸大臣はこれだけかわって、当該責任者である航空局長も四人もかわっております。これは重大なことですよ。政府のほうでこれほど変転きわまりない状態なんです。けれどもあそこにある農家は、六百年も続いている農家がある。このように最高の責任者が絶えず入れかわっておるような状態で、どうして地元の人たちがあなた方を信用しますか、政府を信用しますか。あなたは引き受ける前に、もっともっとこの実情を十分に調査検討すべきであった。持ってきたからほいといって引き受けたような、そんな愛知用水や機械化公団のようなわけにいかないんですよ、この航空の問題は。そういう点であなた、軽率だとは考えないのですか。十分調
それでは、この公団は千葉県知事に向かって、強制立ち入りの公示をしてくれと要求したのか。
権力をもって強制立ち入りの公示を知事に求める前に、あなたたちは公団の総裁であり副総裁であり、多くの理事がいるはずだ。その人たちは現地へ一度でも行ったことがあるか。現地とは成田の市役所や千葉県庁をさしていうのじゃないですよ。飛行場のできるどまん中、要するに飛行場の敷地内の現地へ行ったことがあるのか。
じゃ副総裁に伺います。あなたはいつ現地へ行かれたか。現地とはどこか。
千葉県庁や成田の市役所は、現地ではないのですよ。飛行場の敷地内ではないのですよ。飛行場の敷地内へ行って居住している農民の諸君とあなたたちは会っているのか。どの理事一人でも現地へ行ったことがあるのか、その点ですよ。
現地へなぜはいれない。はいれない状況というのは、一体あなたはどう理解し、どう判断しているか。あなたたちははいれないと言うが、道路はできていますよ。別に道路はだれもあなたたちを妨害していません、作場道を通っても、あなたたちを妨害していません。現地へはいれない状況をだれがつくっているのです。
それでは強制立ち入りはスムースにいくと、あなたは考えているのか。いいですか、スムーズにいかないとあなたたちが考えているから、強制立ち入りを千葉県知事に公示を求めたのです。少なくともこれだけの大問題を解決するには、あなたたちが現地へ行って、現地の居住者と十分に話し合いするという前提でなければならない。それらのことを少しもやらずに、突如として権力をもって強制立ち入りをしようとする。そういう考え方自体がおかしいですよ。その点はどうなんです。
そうじゃない。あなたのほうで千葉県知事に公示を求めたでしょう。知事はいまの段階で公示すべきじゃない、権力をもって行なうべきではないというので、知事があっせんに踏み切っているのです。あなたたちがあっせんを知事に依頼したのじゃないですよ。もしそうであるならば、ぼくが知事と会ったら、知事は私があっせんしなければならないと思います、こう言っているのです。あなたたちは最初からもうすでに強制立ち入りをやろうとしているのじゃないですか。
成田総裁に伺います。あなたは政府から命令されたと言うが、政府はどんな命令をあなたにしているのです。どんな強権を用いても、権力を用いても、しゃにむにあそこへ国際空港をつくれということをあなたに政府は命令しているのか。
いいですか。少なくともあなたたちは現地へ入って、総裁以下現地へ入って、現地で働いているまじめな農民の痛切な声を十分聞いてそれを政府へ進言する責任があるはずですよ。そういう責任は全然ないと考えているのですか。
あなたはまじめに答えてもらいたい。いいですか。千葉県知事に向かって強制立ち入りの公示を求めておきながら、これからそういうようにいたしますと言うが、そうじゃない、公示を求める前に少なくともあなたたちは現地へ行って、まじめな農民の諸君と十分に話し合いをしなければならないはずだ。そうして農民の皆さんの切実な声を聞くべきなんです。あなたは政府のしもべではないだろう、あなたは政府の使用人ではないだろう、たとえ使用人であったとしても、少なくとも現地の農民の皆さんの理非曲直を、また痛切な立場について十分声を聞いて、それを政府に進言して、政府の方途を誤らしめないだけの責任が総裁にはあるはずだ。その点はどうなんです。あなたは全く政府の御命令にこれ従っ