私はこの前の片山内閣のときに、和田安本長官の経済白書を藪医者の処方箋であると言つて、本当にその通りに当つたのですが、今度の池田大藏大臣の処方箋は医学博士の処方箋と私は初め見ておりました。余り質問せずにおりましたのですが、今アメリカの物價が下るという見方はこれは藪医者の処方箋じやないかと思うのであります。アメリカは物資が非常に殖えたと言うけれども、世界中の貿易をしておりますので、案外うまくこなして行くだろうと私はこう解釈しておりまして、この点が私と大藏大臣の見解の相違と思うのですが、後、半年経ちますと、アメリカ貿易業者の非常に新らしい宣傳で以て物價は下らんのじやないかということになりはしないかと思つておりますが、この点は私もアメリカを
