大蔵大臣の御自信を伺つて一応安心をいたしました。 次に伺つておきたいと思いますることは、経済再統制の論議についてのことであります。朝鮮動乱を契機といたしまして、原料資材の需要が非常に大きくなつて来たのでありますが、最近米国の非常事態宣言や、対中共の輸出禁止等の方針によつて、わが国にも再統制を行わなければならないという声が、相当に起つて来たようであります。その再統制をしなければならないということの根拠は、第一に世界的な軍備拡張及び強化に伴うところの国際的インフレ傾向、第二に主要物資の輸入が困難であること、第三に、いわゆる特需景気による一般商品購買力の増大ということにあるようでありますが、これに対しまして、すでに試験済みの官僚統制の
