私は、日本社会党を代表して、現に発展しつつある労資関係諸問題に関し、若干の質問をなさんとするものであります。(拍手) すでに御承知の通り、地方鉄道、軌道及びバス関係の労資問題は、いよいよ深刻の度を加えつつあります。この賃金引き上げ要求に参加している組合は、百二十二組合であります。これら私鉄労働組合が毎年賃上げを繰り返すと非難されるのでありますが、これにはそれの原因を突きとめる必要があると思うのであります。 まず、給与ベースにこれを見ますと、私鉄労働者の全国平均ベースはわずかに一万七千九百余円、バス企業は一万三千七百余円であります。今問題となっている大手十三社にとって見ても、基準賃金は一万八千七百余円にすぎません。しかも、戦前
