先般田中総理及び大平外務大臣がヨーロッパ三国及びソ連を訪問せられまして、各般にわたっていろいろな御努力をされたわけでございますが、その成果については、非常な成功であったという賛辞も各方面からございましたし、また領土問題にしても、あるいはシベリア開発等の経済問題にしても、何ら中身はないではないかというような批評もございました。けれども、その後、約一カ月間を経まして、内外のいろいろ新聞、雑誌その他の報道を見ますと、大体今度の総理及び外務大臣の訪欧及び訪ソは成功であった。そういう意味は、一つ一つのこまかい問題については、また明年からそれぞれの関係者によって、今後、平和条約締結を目途としての交渉が行なわれることであるからそれに期待することに
