最大の欠点と考えます三つの点について申し述べたいと思います。 第一は、今回の改正は新たに競争のルールをつくるのだと提案理由に説明されておりますけれども、それは重大な錯誤であります。この改正は、金融会社の持ち株制限を百分の十から百分の五に変えるという点だけがルールに関係するのであって、あとは全部公正取引委員会に経済秩序への介入権を与えようとしたもので、競争のルールの改正でも新設でもありません。これまで共通のルールにのみ拘束されてきた業者は、改正後は、公取の命令にも拘束されることになります。従来、ルールの支配によっておのずから生まれてきた自由の秩序は、改正後は、公取の意思によって破られ得ることとなります。このことは自由経済にとって致
