歯舞、色丹、択捉、国後等の返還につきましては、社会党も強く要求しておることは御承知のとおりであります。従来、しばしば外交問題については与党、野党が衝突しておりましたが、この問題では、致した見解がとれると私は思うのであります。そこで、なぜこれが解決がおくれておるかという、その原因をひとつお互いに考えてみたいと思います。かりにソ連が応じた場合——当分応じようとは思えませんけれども、かりに応じた場合、日米安保条約第五条により、日本国の施政のもとにある領域が共同防衛の対象地域ということになっております。この北方領土を安保条約の対象地域から除外する考えがあるかどうかであります。
