ただいまお話しのございました日本銀行の職員の転勤にからむ問題につきましては、私は承知いたしております。基本的な労務の関係に関しましては、私は日本銀行職員の幸福をこそ望め、その人を不幸な目にあわせるようなことは毛頭考えておりません。ただいま左遷という表現をお用いになりましたけれども、私どもの考えは、日本銀行の職員がりっぱな中央銀行の職員として大成いたしますためには、各種の事務に通暁し、深い経験を重ねていくということが非常に必要だろうと思うのであります。本店は、御承知のように非常に部局が多うございまして、担当する仕事は非常に一部分に限られます。従いまして、各地支店を回りますと、自然各種の問題を取り扱うことになりまして、その経験の範囲や知
