先ほどから田中総務長官は、これは交渉ではないと、私もそう思うのです。しかし、総理と高等弁務官とが会って、とにかく沖繩問題について話をされる、非公式な話をされるということであっても、これは政治的に見れば、かなり重大なものであると見ざるを得ないのですね。そこで私は質問をしておるわけですが、こういう総理の話に対して高等弁務官はどういう答えをされましたか。
先ほどから田中総務長官は、これは交渉ではないと、私もそう思うのです。しかし、総理と高等弁務官とが会って、とにかく沖繩問題について話をされる、非公式な話をされるということであっても、これは政治的に見れば、かなり重大なものであると見ざるを得ないのですね。そこで私は質問をしておるわけですが、こういう総理の話に対して高等弁務官はどういう答えをされましたか。
アンガー高等弁務官は沖繩の高等弁務官であると同時に、と言うよりも、それより先に沖繩における軍司令官なんですね。そうしてみると、B52をあそこに常駐させるかどうかという問題、あるいはまた、B52をあそこからベトナム戦争に発進させるかどうかという問題については大きな権限を持っていると思うのです。もちろん、高等弁務官、つまり沖繩軍司令官一人でそれはきめられるものではないでしょう。ハワイの太平洋司令官あるいはワシントンの国防省、統合参謀本部、そういうところの命令なり、あるいはまたそういうところとの協議の上できめられることではあるとは思いますけれども、しかし、沖繩における軍司令官としてこのB52の常駐問題とかあるいは戦争への発進問題について大
まあ、スポークスマンが話すのは当然だろうけれども、担当大臣としてこの問題について立ち合われたというか、列席されたのですから、話されてもまた差しつかえない問題だろうと私は思うのです。それでおくれておいでになったと言っても、総理と高等弁務官と沖繩の問題について話されたとすれば、あなたがおられなかった時間に話されたことは、やはりあなたにどなたかあとから伝えられてもおるだろうし、あなたもそれは御承知になっておることだろうと思うのです。 そこで、そういう、交渉ではない、非常に煮詰めた話ではないとしても、総理がB52の問題をそう取り上げられた。そうして高等弁務官はそれに対してどうお答えになったか。たとえば常駐の問題について、これは政府のほう
それから第二の、B52のベトナムへの発進ですね、これはいま行なわれておりますか。それはあなたのほうで掌握しておられますか。
とにかくまだ出かけていることは事実のようです。この間、グアムから台風避難かなんかでもって四十機だか五十機来た。それはまた帰って行ったようでありますけれども、依然として続いておるということは私ども現地からの情報で知っております。総務長官がそれを掌握してないということは、どうも私のふに落ちないんですけれども、その問題ですね、つまり、ベトナムへ行くということが特に沖繩の住民の不安であるということ、このことは総理から高等弁務官に直接伝えられましたか。
これはまあ総理あるいは松岡主席ですね、それらの方からそういう発言があったとすれば、これに対して高等弁務官はその不安があるということを認められた、そして不安を除くために自分としても考えなければならないというようなお答えがあったのでしょうか。
どうも聞いておりますというと、さっぱり話が要領を得ないんです。つまり、総理のほうも、これは重大な政治問題であるから高等弁務官が来日した際にこの問題について、交渉ではないけれどもとにかく話をしようという積極的な姿勢は見られないし、また高等弁務官も、これに対して何とか自分としても努力をして解決をしたいというような姿勢も見られない、まことにどうもおざなりなような気がいたしますね。そういうことでしょうか。それとも、もう少し、それは今後何らかの意義を持つようなやりとりがあったんでしょうか、どうでしょうか。
そういたしますと、この会談では何ら具体的なものは出てこなかったけれども、しかし、この会談において取り上げられた問題は、今後日米協議委員会において取り上げられるとか、あるいはまた、日本の外務省とアメリカ大使との間の話になるとか、何かそういうことになりそうですが。
そうすると、まことにたよりない話だったという印象を受けますが、それはあなたとして、今度は担当長官として、B52問題について今後どういう態度をもって臨まれますか。これはまあ折衝はあるいは外務大臣が門かもしれませんけれども、この沖繩に非常な不安を与えておるB52の問題について、どういう、担当大臣としての考え方、あるいは、これをこうしてもらいたいというはっきりしたお考えですね、それがあったらお聞かせ願いたい。
私もそれをよく知っているんですよ。だけれども、担当大臣としてのやはり考え方というものはあるだろう。いま言われたように、どうもああいうものには早く帰ってもらいたいというお考えならば、それはやはり閣議においてなり、あるいはまた、外務大臣との話においてなり、積極的にあなたのそういう所見を述べられて、一日も早くB52が沖繩から撤去されることを主張されるのが当然じゃないでしょうか、どうでしょう。ただ逃げてばかりいるわけにはいかない問題じゃないですか。
で、B52の問題以外にもいろいろな話が出たと思うのですけれども、たとえば、いま沖繩の労働関係の問題で一番焦点になっておるのは、例の布令一一六号ですか、あの問題ですが、この問題も話に出ましたですか。
すると、それに対する高等弁務官の見解も、回答もなかったわけですか。
すると、なにでしょうかね、この高等弁務官というのは、人が——少なくとも一国の総理大臣が高等弁務官にそういう話をしたときに、答えもしなければ、考慮するとも言わないと、そういう方なんでしょうか。人がまじめな話をしているときに、雑談でもってかわすというだけのことなんでしょうか。どうもあなたのお話を聞いていると、そういうふうにしかとれないんですがね。
そうすると、一一六号の問題については、新しい布令を出す準備をしておるという、やや具体的な回答があったと承っていいわけですね。 そこで、お伺いしたいんですが、これは高等弁務官の権限でできることだろうと思うんです。それで、どういうふうな方向にこれが改正されるかということについても、弁務官がそこまで言うからには、何か具体的にこの話し合いがすでに進んでおるんではないか。どういう方向にそれが進んで行っておるのか。この点は特連局長、情報を持っておりますか。
この問題はですね、日米琉諮問委員会の問題として取り上げられる性質のものであると私は思うんですがね。これは日米琉諮問委員会で取り上げますか。
強く希望しておるということでこれはいいんですけれども、そうすれば、これは日本側の代表と、それから琉球政府側の代表から強く発言されれば取り上げられ得る可能性は十分にあると、アメリカ側でもこれを変えるという方向に進んでおるとすれば、これをこの委員会で取り上げることに拒否をする理由がないと思うのです。おっかなびっくりしないで、この次の委員会あたりで持ち出して取り上げろというふうに主張したらどんなものでしょうか。これは所管があなたのところでなくて外務省かもしれないけれども、しかし、総務長官のほうからそういうことを申し入れることも可能ではないですか。
総務長官ね、これはひとつ議題にして取り上げるように日本側から要求するというふうな態度をとっていただきたいと思うのですが、どうですか。
これはアメリカ側でそういう準備をして一方的にさっさときめてしまうと、向こう側でさっさときめてしまうというと、沖繩の軍労働者諸君のほの意向なんというものはちっとも反映されないわけですね。だから、沖繩の軍労働者諸君の意向も反映できるように日米琉諮問委員会で議論してもらわなければならぬと思うのです。また、日米琉諮問委員会はそれを取り上げる権限はあると思うのです。単に弁務官からの諮問だけではなくて、こちら側から勧告することもできるのでしょう。もちろん、議題として取り上げるには三者の一致が必要でありましょうけれども、いまの情勢から言って、アメリカ側がこれを拒否するということになれば、諮問委員会自体が問題になると思うのです。私は、この点はひとつ
その日米協議委員会が開かれる場合には、これは相当な政治問題も論議できるわけですが、前々から私ども問題にし、事実沖繩でも非常な重大問題としておる人権の問題、つまり、いまのアメリカ軍の軍人、軍属、その家族の沖繩の住民に対する切り捨てごめん的な態度と言うか、ああいう態勢と言うか、そういうものをこの際直す、これは施政権に関係のある問題ですけれども、これをこの日米協議委員会に持ち出すつもりがあるかどうか、それをお伺いしたい。
そんなもたもたしたことを言わないで、これ取り上げるように努力しますと、そのぐらいなこと言ったらどうですか。