日本は、国連総会のつど、原爆実験の停止、ひいては核兵器の廃絶に関する決議案を出しておる。ところが一方、たとえ誤解であろうとも、中共側としては、日本において原子力潜水艦の寄港を認めることは、核基地を提供することだという立場に立って、自分の原爆実験を合理化するその理由を日本が与えるということになるならば、国連総会で原爆実験反対を叫んでおる日本の国際的信義という立場からは、非常に疑義があると思う。この点については、外務大臣なり防衛庁長官はどうお思いになりますか。
日本は、国連総会のつど、原爆実験の停止、ひいては核兵器の廃絶に関する決議案を出しておる。ところが一方、たとえ誤解であろうとも、中共側としては、日本において原子力潜水艦の寄港を認めることは、核基地を提供することだという立場に立って、自分の原爆実験を合理化するその理由を日本が与えるということになるならば、国連総会で原爆実験反対を叫んでおる日本の国際的信義という立場からは、非常に疑義があると思う。この点については、外務大臣なり防衛庁長官はどうお思いになりますか。
しかも、そういうことで、原爆実験がはたして行なわれる。いずれ四十二年には第三次国防計画も防衛庁において立てたければならぬ。そういうことになって、やはり憲法上の制約、あるいは原子力基末法の存在によって、日本の自衛隊としては核兵器を持つことができないということになれば、いわゆるノーテラス型の原子力潜水艦がポラリス潜水艦になり得ないという保証はたいと私は思う。あるいはナイキ・アジャックスがナイキ・ハーキュリーズにならないとも限らないし、ボマークの持ち込みはあり得るかもしれない。こういうような、いわばアジアにおける核兵器の対決という、日本人に広島や長崎の不安と恐怖を再び巻き起こすような悪循環の芽が、原子力潜水艦の寄港を認めるというところから
思い過ぎではなく、中共の人民日報という、いわば中国共産党の機関紙が、その論説においてこういうことを強調しておるということ、これは否定することはできないと思います。だから、この立場にに立てば、中共が原爆実験の合理化のために、原子力潜水艦の寄港を理由として取り上げられ得るということは、われわれは推定し得ると思う。しかし、こういう問題は、いずれ内閣委員会なり、その他適当な委員会において、私どもは大いに論を尽くさせていただきたいと思う。 ただ、問題は、原子力潜水艦の安全性について、この際、もう一度外務大臣にはっきりお伺いをしておきたいと思います。 まず、外務大臣は、原子力潜水艦の運航の安全性ということに着目されたことは一つの進歩だと
昨日、原子力潜水鑑の安全性について、特に原子炉そのものの安全性について若干お尋ねをいたしました。これというのもわれわれがいよいよ原子力船をつくるということになれば、当然その安全性が一番重要な問題でございますので、私どもも特にこの問題に大きな関心を持っておるからでございます。原子力潜水艦の原子炉については、私どもの調査した若干のアメリカ側の記録によると、やはり十分に安全だとはいえないが、軍事的必要などからしてやむを得ないというふうな方針がとられているように察せられる。さて、日本側では、原子力委員会が安全制について特に関心を示す責任を持つ立場におられまするが、アメリカ側としては、その安全基準に関するデータは提供しない。そういうことであれ
昨日檜山教授のお話によると、イオン交換樹脂には相当濃厚な放射能汚染がある、しかも、沿岸十二海里以上のところにおいては自由に投棄できるということでございます。こういう海軍艦船局の訓令がある。それをそのままに、日本に寄港せんとする原子力潜水艦はやっておると思う。そうなりますると、日本の沿岸は、特に日本人のようにお魚を常食としておる国民にとってみれば、ゆるがせにできない問題であろうと思う。 そういう点からいたしまして、国際原子力機関の討議のときに議題となったように、日本に寄港する原子力船は、軍艦であろうと一般船舶であろうと、いかなるものを投棄したか、それはどの程度に放射能汚染をされておったかという記録をわが方がしっかりつかまなくては、
そんな手ぬるい問題じゃないのじゃないんですか、原子力潜水艦は今にも日本に寄港しようという状態にあるわけです。しかも、あなたは国際条約、国際条約と言われるが、私はおそらく世界じゅうで日本人ほど魚を食べる国民はないと思う。それが沿岸十二海里、おそらく日本の周辺の海は全部漁場といってもいいと思うのです。十二海里以上のところは濃厚に放射能によって汚染されたイオン交換樹脂などが自由に投棄されるのを、そのまま放任しておいて、そして国民に対する安全性を原子力委員会が保てるとはとうてい言い得ないと思うのです。しかも、アメリカのトーキング・ペーパーによれば、ノーテラス号の寄港は最初の間は月に一隻ないし二隻であるかもしれない、しかし、その回数は、今後在
とにかくこの世の中はレディ・ファーストの世の中だから、あまり委員長と問答しようと思わぬが、しかし「安全性について保証を取り付け、」こう統一見解ははっきりわれわれに示しておられます。であるから、この廃棄物の処理については、今申し上げたように非常に大きな影響があるということは、昨日檜山教授も申しておられます。でありますから、原子力委員会としては、このような無責任な海洋投棄に対して、国民を防衛する立場からどういう具体策を持っておるかということを、もっと具体的に次の委員会で私は示してもらいたい。あなた方の方針を向こうが納得するかどうかは別として、あなた方の責任だと私は思うから、強く要望しておきます。 その次は、原子力潜水艦の安全運転の問
向こう側から、原子炉の安全基準などについて詳しく解析したデータがくれば、それは日もかかることだと思う。しかし、原子力潜水艦が、横須賀でなくても、佐世保でもいい、日本の港に入るときに、何しろこれは大へんな出力の原子力炉が海底をのこのこやってくるのである。しかも、陸上の固定された炉と違って、いつどういう海難事故が起こるかもしれないのであるから、この航行の安全性というものに対しても、当然原子力委員会は責任があると思う。こういうものは、何もそんな解析をして結論を出す必要のない問題である。具体的にどういう手段を講じて、この安全運転というものをするように約束を取りつけるか、そういう具体案がないことはないでしょう。大てい君はそういうことを言うだろ
それでは、向こう側は海軍の安全運転の基準ないし規則というものを示す、という期待をあなた方は持っているのですか。
これはやはり、アメリカの合同委員会でも問題になっておる記録を私は読んでおります。その結果、アメリカの原子力委員会と原子炉安全諮問委員会と海軍の三者が協議して、原子力潜水艦の安全運転に関する基準と評価というものを出して、規則というものをはっきりつくっておる。しかも、それですらも、十分でないがというただし書きをつけてつくっておる。もちろん、これが機密であるかどうか私は知らないが、少なくとも合同委員会においては、そのような勧告が出ておるのが四年前のことなんだから、つくっておるはずです。だから、これをやはり原子力委員会としては入手して、そしてその上に立って、日本の港あるいは東京湾の特殊事情に応じて、特にまた具体的な要望なり条件というものがあ
なかなか了承をするわけにはいきません。 これは一九五七年の七月十二日、アメリカの原子炉安全諮問委員会の委員長から、AECのゼネラル・ディレクターというのですか、それに与えている手紙の中に、こういうことを書いてあります。「海軍が、危険の問題の評価に基づいて適当な港を選び、原子力船操作のために特別な港を指定されるよう希望する。」、また同年の九月十九日の書簡では、「原子力船の数がふえるにつれて、人口稠密な港内で船を操作する危険は実に大きいということを委員会は憂慮している。原子力船操作の計画は、いずれもこの事実を考慮に入れるよう示唆があった。」こういっておるわけです。だから、向こう側が認めているわけです。人口の稠密な港に入れたりするとき
ほんとうにやっているのですか。
この点は、さらに一九五八年の三月八日、やはり原子炉安全諮問委員長から原子力委員長にあてた書簡によると、「原子力船の数がふえるにつれて、多数の船舶が停泊する港もしくは基地の設計に考慮すべきことを指摘し、」こういっているのです。そこで、アメリカ側では、トーキングペーパーによると、大体横須賀、佐世保ならば、彼らが寄港する目的である酸素の供給、食糧の補給、あるいは乗組員の休養、あるいは電気の供給等については、新しい設備は必要ではないかとも思うが、しかし、これが長期停留するということになれば設備が必要かもしれないと言っておる。だから、こういう設備についても、あなた方は、何しろ相手が原子力潜水艦なんだから、十分考慮を払うように、原子力委員会とし
きのう服部さんが言われたアメリカにおける原子力船の権威であるクラウチという人の本、これを「世界」の四月号に豊田という人が、運転における事故というものを非常に重大に評価して書いておるから、時間もないから今私は読まぬが、島村君、これをよく読んでおいて下さい。委員長も皆さんもよく読んでおいてもらいたい。 それから今度は、アメリカ側の言い分によると、バック・グラウンドの調査をしない、が、日本側で必要と認めるならば援助してもいい、こういうようなことも言っている。モニタリングについても、そういうきわめて投げやりなことを言っておる。向こうの方では十分調査済みであるから、従って必要はなかろうという親切なのかもしれない。 ここで一つ気にかかり
原子力船の放出する水については、アメリカの合同委員会の報告の証言では、人体の許容量から見ればその百倍未満でなければならぬというようなことである。また事実それを行なうように努力はしているらしい。 しかし、それにもかかわらず、やはりただし書きがついている。やはりそうした「廃棄物放出の制限をきつくすることはいろいろな装置を必要とし、そのための船舶のスペースと重量を増加せしめることになるので、遮蔽その他の設備とともに船舶の軍事的性格をそこなうこととなる」と言っている。であるから、軍事的必要というものが、航続装置なり、制御装置なり、あるいはそういう放射能を放出しない装置なりを相当節約させているものと見なければならぬ。そういう点を原子力委員
檜山先生は国際会議にしばしば御出席でございますが、この原子炉の安全対策あるいは放射能の汚染対策等については、わが国の学者の皆さんのレベルは非常に高いものではないか、こうかねてから私は思っているのでございますが、いかなるものでございましょうか。
アメリカ局長は来ておられますか。たしか二月中旬に、日本側からアメリカ政府に出した質問に対して答えがあった。その中の第一点は、日本側が安全評価を行なうデータをわれわれに渡すことはできない、しかしノーテラス型原子力潜水艦の安全はアメリカが保証する、こういうふうな表現の答えがあったと聞いておりますが、いかがですか。
これは「朝日ジャーナル」ですが、これにもはっきり安全保障書は提示できないという回答がきたと書いてあります。海上の人命の安全に関する条約の勧告の中でも、やはり原子力船の安全性に関しては安全保障書を備えつける、あるいは運転の基準書を備えつける、そしてこれを自由に閲覚せしめるということが勧告されておることは御存じの通りです。 そこで、これは檜山先生にお尋ねをいたしますが、アメリカ側の回答は、私の聞いたところでは、日本が安全評価をするようなデータを出すことはできないと、こうかりにアメリカが申してくるとすれば、一体われわれは何で安全の評価ができるか。私どもしろうと考えだが、先ほど来、服部先生や檜山先生のお話にもあったように、原子炉の持つ潜
安全保障課長なりアメリカ局長にお伺いいたしますが、今、原子力潜水艦は、現在太平洋艦隊なり第七艦隊に何隻配置されておりますか。
さらに最近の新聞報道などを見ても、いよいよ原子力潜水艦をよけいつくるのだ、予算を見ても、アメリカの国防費の中で原子力関係の費用だけがどんどんふえている。ソビエトも、一九六〇年には原子力潜水艦ポラリス型をつくったという声明も聞いています。英国もすでに四隻の原子力潜水艦、ポラリス潜水艦の建造の予算要求をしている。こういうわけで、どんどん原子力潜水艦もふえてくる。 そこで、檜山先生にお伺いいたします。これは申し上げるまでもなく、先生の御専門のお魚の関係です。また、われわれ国民としても、お魚を常食にしておるのだから、関心を持たざるを得ないわけです。一体こういうふうにどんどん原子力潜水艦がふえて、先生の言われるように、イオン交換樹脂などは