御所信の前段にもありまするように、特に為替・貿易の自由化というこの大きな世界的な潮流の中では、国産技術の培養ということが欠くことのできない枢要な課題となって参った次第でございますので、この際内閣といたしましては、科学技術振興については、うたい文句ではなく、実際その予算においてわれわれの納得し得るような施策をぜひ講ぜられるように、この機会に心から私は要望いたします。 そこで、今お話しの科学技術会議でございますが、本年のたしか二月かと思います。この委員会で私は、政府が長期の計画を立てる場合、たとえば所得培増計画にしても、やはり科学技術の振興についての年次的計画の裏づけが考えられるべきではないかという点を当時の中曽根長官にお伺いをいた
