今十年というお話がありましたが、御存じのように、去年だけでも、広島でやはりいわゆる原爆症患者というものが七十数名も死んでおるわけですね。そういうわけで、十四年後にも相当な死亡者が出ておる。特に、これが遺伝的な影響などということになりますと、おそらく三十年くらいたたなければ結果が出てこない。さて、急性の白血症になったところで、そこひになったところで、あるいはまた、奇形児が生まれてみたところで、それが果してこの放射能の災害に基くものであるかどうかという認定は、現在の医学、現在の生物学の知識から見て、きわめて困難ではないかと思えるわけです。保険に入った場合、その保険の時効は十年がいいのか、二十年がいいのか、三十年がいいのかということで、原
