「流れのままに」というのとそれからもう一つ自伝と画集がありますね。だから以上三冊今あの人が出されているわけです。そうしますと、私は特にこの「歳月よ王朝よ」の方を少し丹念に読んだわけですが、私は今度の協定の提案の理由というのを大変不満に思うのです。それは、日韓の友好のためにということが頭から来ていますね。しかし、この方子さんの自伝を読みますとそんな簡単なものではないですね。そこにかかわるところを取り上げますと、戦後大変苦労されるわけです。家も売却しなければやっていけないというふうなことで、 税金が納められず、差し押さえになるたびに借金し、その額はつもりにつのってとうとう二千万円になった。その返済のために今度は四千万円借りる──借
