当日はおそくなりましたから、翌日だと思います。
当日はおそくなりましたから、翌日だと思います。
新聞を見た後であります。
各社の新聞記事が同一でありましたから、私はそのように解釈いたしました。
そうです。その新聞記事の通りであるとすれば、これは間違つておるぞと言いました。
それですから、この新聞の通りに言つたとすれば間違つておるではないか。そうしたら榊君は、いや新聞に書いてあることはでたらめです。私はあんなことは言いませんでした、こう言いました。そうか、君がそう言わなければけつこうな話だ。しかし各社の記事がみな同じことが書いてあるが、この通りに言つたとすれば、君の言うことは間違いじやないか、こう言いました。
怒りました。
それは怒つたという理由は、私個人の考えでは……。
そうです。
見ておつたと思います。難詰したと申しますが、私はそう猛烈な言葉で責めたわけではありません。ただ普通に話すより少し語調を強めたかもしれませんが、そう責めたとか難詰したとか、本人が畏怖の念を感ずるようなことはしておりません。
今までいろいろ注意を受けても、反省するでもないし、謝罪するでもないから、そういうふうに感じているとは私は思いませんでした。
それは正しいことであれば、私はたといどんな圧迫があつても主張できると思います。
そう考えられない場合もあります。
しかし榊君の言つたことが正しいことであれば、これは私は認められると思うのですが、新聞記事の通りであるとすると、それは私は正しくないと思つておつたのです。
そういうことも、よく考えてみると考えられます。
そういうことはありません。私は思想は自由だと思つておりますから、何党であろうとかまわないと思います。
そういうことはありません。それは私のそばに部長もおりますし、係もおりますから、どうぞよくお聞き願いたいと思います。私が実際言つておるかどうかわかります。私は共産党とか、そういうことは言つておりません。
事件が二月ですから、三月ごろかと思います。
報告したのは四月ごろかと思います。よく記憶しておりません。
そうです。
それはそのときに私はすぐ報告しませんでした。というのは、たくさんの書類がありますから、どこかへはさまつて間違うということもあるから、よくそれを探してみた方がいいだろう、一應私が出してもいいから、とにかく探してみたらよかろうということで、最近に至るまで私は上司に言いませんでした。