所得税につきまして、いろいろな観点から議論がありますことは御承知の通りでございますし、いろいろ見解もありますが、営業税、事業税などと違いまして所得税というものは、いかなる人のいかなる種類の所得でも、やはりいやしくも所得があれば課税する、所得の内容なり種類によつて、免税その他の問題は、やはりなくてしかるべきなのが原則であるのでございまして、いやしくも所得のある場合におきましては所得税がかかるというのが、実は所得税の基本的な一つの建前になつておるわけでございます。ただその際におきまして、非常に零細なもの、たとえば最低生活以下の所得しかないような人、これは適当な控除——基礎控除、扶養控除等を設けまして課税からはずす。財政の状況次第で、そう
