そこで総理にお尋ねいたします。今外務大臣の御答弁のように防衛力の増強その他の条件、このその他の条件は後ほどまた私の方からお尋ねしたいと思いますが、その他の条件の整ったときに米軍は撤退する、これが日本共同声明の趣旨だ、こう言われた。総理のお聞きの通りなんです。そこでその米軍というのは一体どういう軍隊なんですか、撤退する米軍とは何ですか。
そこで総理にお尋ねいたします。今外務大臣の御答弁のように防衛力の増強その他の条件、このその他の条件は後ほどまた私の方からお尋ねしたいと思いますが、その他の条件の整ったときに米軍は撤退する、これが日本共同声明の趣旨だ、こう言われた。総理のお聞きの通りなんです。そこでその米軍というのは一体どういう軍隊なんですか、撤退する米軍とは何ですか。
米軍というのは米国軍隊ということになれば、空軍、海軍それから陸軍これが入るわけですね。
重光さんそれでよろしゅうございますか。今総理は防衛力が増強されて条件が整えば米軍が撤退する、これは日米共同声明の趣旨だ、その米軍というのは陸軍、海軍、空軍だ、軍隊は軍隊だ、こう言われたのですがそれでよろしゅうございますか。
今総理もよろしい、それから重光さんもよろしいと言われましたが、日米共同声明にはこう書いてありますよ。重光さん全部御承知と思いますが、「さらに、このような条約を締結することを目標として、」この条約は相互性の強い条約なんですね。「目標として、東京において防衛問題に関する日米両国代表間の協議を行うべきこと、及びその協議に当っては、日本自体の防衛力が増大するに伴い、アジアにおける関連した事態を考慮しつつ、米国の地上部隊を漸進的に撤退させる計画を樹立することについて考慮を払うべきことに意見が一致した。」ということは防衛力を増強して、撤退する軍隊というのは地上部隊だというのです。総理大臣は今陸軍も海軍も空軍も撤退すると言われた。撤退するのは単に
そんなものは常識で解決できませんよ。
特にこの共同声明では地上部隊ということと米軍というのを使い分けしていろのですよ。そのあとにこう書いてあります。「在日米軍の支持のための日本の財政的寄与の問題に関しては、今後数年間にわたる漸減に関する一般的方式を設定することが望ましいことについて意見の一致を見た。」すなわち防衛分担金の場合、これは陸海空軍を対象にした在日米軍とはっきり書いてある。ところが撤退するものについては地上部隊だけが撤退の対象になっている。従って空軍海軍は撤退しない、これが日米共同声明の趣旨じゃありませんか。はっきりそう響いてある。総理はどうお考えになりますか。総理大臣の御答弁を願います。
これはそんな簡単な問題じゃございません。今まで政府は防衛力を増強すればアメリカの軍隊は撤退するのだと言ってきた。ところがだんだんあやふやになってきた。防衛力の増強ではだめだ、その他の条件も必要だ、こう言い出してきた。しかむその撤退するという米軍は米国軍隊全体じゃない。共同声明ではっきり地上部隊だけだと書いてある。米軍とは書いてない。しかも同じ共同声明は防衛分担金の場合は米軍と書いてある。安全保障条約でも、重光さん御存じの通り、陸軍、海軍、空軍とはっきり書いてある。ところが漸次日本の防衛力が増強されて撤退するのは地上部隊だ、グラウンド・フォーセズと書いてある。これだけが撤退する。従って今も問題になっているような基地の拡張はどんどん行わ
それは単なる希望ではありませんか。日米共同声明にこうはっきり書いてあるではありませんか。もう一度読みましゃうか。撤退するのは地上部隊だということを書いてある。そのあとですよ。防衛分担金については米軍全体、陸軍、海軍、空軍のものを見なければならない。従って共同声明で言っている撤退というのは地上軍だけである。
お説だったら、まず地上部隊を撤退させ、漸次空軍、海軍も撤退さすと書くのが当然じゃないですか。これほど重大な日米共同声明に当然のことは当然書くべきだ。これほど重大な共同声明には地上部隊だけしか撤退しないということが書いてある。総理大臣もう一度御答弁願いたい。
今申しましたように、分担金の場合は米軍と書いてある、撤退は地上部隊だ。重光さんのような御趣旨ならなぜ米軍は漸次撤退すると書かないのです。当然そうあるべきだ。わざわざ地上部隊と米軍を使い分けしているじゃないか、これは曲解でも何でもない。正面解釈すればそうなるではないか。あなたの言われるようにまず地上部隊、それから空軍、海軍なら分担金と同じあるいは安保条約と同じように米軍と書けばいい。なぜことさらに使い分けするのです。
そんな二十年、三十年将来の夢のようなことを聞いているのではない。日米共同声明でうたわれた趣旨というのはどこにあるかを聞いている。あなたのような考え方ならなぜ同じ共同声明の文書、二行も三行も行っていないのです。すぐ受けているのです。一方では米軍と書き、一方では地上部隊と書く必要があるのですか。あなたの言うような趣旨なら、あなたも共同声明を作られた責任者だが、なぜ米軍と書かないのです。なぜ米軍が漸次撤退すると書かないのです。
私もあなたの答弁は了解できない。これは共同声明だけじゃないですよ。安全保障条約でも行政協定でも米軍全体をさすときには、米軍として陸軍、海軍、空軍と言っているのですよ。これは条約なんだから当然用語の正確を期さなければいけない。こんな解釈がどちらにでもなるような条約は作るべきではないのです。これは公文書ですよ。安保条約でも行政協定でも陸軍、海軍、空軍とはっきり分けているのです。ところが共同声明に限って、しかも同じ声明文のうちで、一方では米軍と書き、一方では地上部隊と書く。これはもう何か意味があるに違いないのです。もう少しよく読んでから御答弁下さい。
これは一つの公文ですよ。だから、地上部隊を漸次撤退させ、そのあと空軍、海軍も撤退さすというのが共同声明の趣旨だ、こういう解釈はできないでしょう。地上部隊だけを撤退させると書いてある。(「だけというのはどこにあるか」と呼ぶ者あり)地上部隊を撤退さすと書いてある。なぜ米軍とお書きにならなかったのですか。あなたは重大な責任者ですよ。解釈でどうにでもなるようなことをしないで、なぜ米軍と書かなかったのですか。共同声明をされたときに…(「さしあたりと書いてあるじやないか」と呼ぶ者あり)さしあたりとは書いてないのです。あなたの御解釈ならなぜ米軍と書かなかったか。アメリカの方で、これは地上部隊だけだと言われたらどうですか。
これは希望だけではだめなんです。条約とか法律とか、こういう共同声明というのがあるのです。希望だけではだめなのです。あなたの希望がそこにあるなら、なぜ文章の上にはっきり出るように書かなかったのですか。これはあなたの重大な責任ですよ。なぜ米軍と善かなかったか、その理由を言って下さい。
米軍と書かずに地上部隊と書いたことが日本の利益とは何のことですか。あなたの言われることは地上部隊だけの引き揚げじゃないんだ。空軍、海軍も含んでいるというならば、なぜ米軍と書かなかったか。こういう重大な声明に、地上部隊のみならず空軍、海軍の引き揚げも考えていらっしやるならば、なぜ米軍と書か低かったか。必要がないと言われるけれども、そのつもりならば必要があるじゃないですか。あなたの考え通り表現するのが当然じゃないですか。
もう少しょくお読みになって外務委員会その他で御答弁願いたいと思います。それでは次にお尋ねしますが、今の問題に関連しまして重光外務大臣の御答弁――これば松浦さんの御質問に対する御答弁なんですが、「私は、安保条約並びにこれから出て参りました行政協定、これらの改訂を希望しておるものでございます。」こう言われております。それから鳩山総理も、わが党の西村議員の質問に対して、「行政協定やその他についての是正をしたい」こう言っておられます。また今問題になっております共同声明にも、こういうことが書いてある。「日本が、できるだけすみやかにその国土の防衛のための第一次的責任を執ることができ、かくて」この「かくて」というやつが例のインチキな訳です。「かく
私のお尋ねしたのはそうではなしに、総理の安保条約、行政協定の改正をやらなければいけないということを当委員会でも答弁されておりますが、この日米共同声明にはより相互性の強い条約に切りかえる、こういうことを言っておる。従って総理の言われる安保条約、行政協定の改正も・より相互性の強い条約に切りかえる、こういう御趣旨だと思うのですが、この「より相互性の強い」というのは具体的に言えばどういう意味かということをお尋ねしておる。
しかしながら共同声明には「より相互性の強い条約」と書いてある。鳩山さんは自主性の強いということを言って、相互性とは言っていないと言うのですが、政府の代表である重光国務大臣がアメリカへ行って、相互性の強い条約にするということを共同声明で言っているのです。これについてどうお考えですか。 〔「総理はどう考えている」と呼ぶ者あり〕
そこでお尋ねしたいのですが、相互性の問題については後ほどまたお尋ねします。この日米共同南明では、自衛力の増強、それから今申しましたように相互性の強い条約を作るんだ。そこで今問題になったように、さらにこのような条約を締結することを目標としてお互いに努力して、米国の地上部隊を漸進的に撤退させる。この地上部隊を撤退させる意味からも、単に自衛力の増強だけではだめなんだ、より相互性の強い条約を締結しなければ、地上部隊の漸進的な撤退もできないのでは血いか、こういう解釈になると思いますが、いかがでしょう。
今の、安保条約は自主性がない、自主性はイコール相互的だ、こういうことを言われたのですが、今じゃ自主性がないというのはどこでございますか。