今回の暫定交渉では、第一条では、日本側が、北方四島を囲い込んだソ連の具体的な二百海里線引きを受け入れた。それから第八条では、この線引きも漁業問題に限定するという表現がなくなってしまった。まあ新聞報道ですから……。これはもう第三者から見まして、ソ連側の立場に近い表現になってしまったというふうに見るのが妥当だろうと私は思います。当初わが国は魚と領土の切り離しということで交渉された。この協定文を見ますと、日本の立場も害さない、あるいはソ連の立場も害さないという両方相打ちというかっこうなんで、残ったものは何が残ったかというと、第一条のソ連側の具体的な四島を含めた線引きを受け入れただけだ。したがって、あくまでもこれは漁業問題だというふうに先ほ
