従来から、特に情状なんかを考える際に、公共の危険であるとか世間の耳目を聳動しているとか、そういうことについては、情状の面から非常に重く考えるわけですね。しかし、情状の面から非常に重く考えていくということは、とりもなおさず、その事案が世間からどういうふうに受けとめられているかということに対する裏返しでもあるわけですよ。 加藤紘一さんのことについては、やはり世間がこれだけ騒いでいるわけですから、刑事責任を追及するのなら追及するで、きちんとしたことはやらなくちゃいかぬだろうし、それから、これだけ騒いだ事件ですよ、捜査しないとか不起訴の裁定をするとかそういうことは、やはり世間がそれだけ騒いだ、世間の注目を集めた、それにふさわしいやり方と
