私どもが考えております公的医療機関の機能というものにつきましては、かなり多岐にわたっておるわけであります。この多岐にわたる機能が、日赤ならば日赤、あるいはさらに個々の病院に対して全部果されるということは、必ずしも期待いたしておらないのであります。一つの一番重要な問題は、非常にばく然としたことではございますけれども、今日わが国の医療の根幹となっておりますいわゆる自由開業医制度の欠陥を補うということが、非常に総括的な点でありますけれども、大きい役目であると考えております。いわゆる無医村というようなところに対するいろいろな施設、それから無医村ではございませんでも、十分専門的な診療を行う便宜がない、あるいは収容施設がないというようなところで
