そのとき私は十五歳であり、中学校の三年であったと思います。そして、二十四時間の勤労動員の中の八時間ずつ三回に分けて、昼夜勤労動員をしておりました。私は旋盤の名手になっておりました。もっとも、そのときどういうことを考えたかという、これは率直に言って、大きな変革が起こっていると漠然と思いましたけれども、中学校の三年でございましたので、どういうふうな世界情勢のもとでこういうことが起こっているかまでは十分な判断ができませんでした。 ただ、それまで非常に大変な戦争というものがここで終わったんだということは、しみじみと感じた次第であります。
