当時の日本国とその当時の韓国とが法律的には対等の立場で調印されたというふうに解し得るかと思います。しかしながら、現実の事態につきまして、その評価につきましては、韓国側がそのように現在思っておるということはとうていあり得ないことだと思います。
当時の日本国とその当時の韓国とが法律的には対等の立場で調印されたというふうに解し得るかと思います。しかしながら、現実の事態につきまして、その評価につきましては、韓国側がそのように現在思っておるということはとうていあり得ないことだと思います。
法律的な立場を離れまして実際の評価としましては、私どももこれは平等の関係で推移した事態ではないというふうに考えられるのではないかと思います。
歴史の経過とのかね合いで申し上げますと、私としてはこれは不幸な出来事であったと考えております。
教科書の問題につきまして文部省から御相談を受けたことはございません。
過去におきまして韓国から教科書の記述につきましていろいろな御意見の表明がございまして、その時点で文部省と御協議申し上げたことはございます。しかし中国との関連におきましては、そういう事態はいままではなかったわけでございます。一般的に申しまして、教科書作成の過程におきまして文部省から私ども御協議をいただいたことはないわけでございます。現在はこの問題が起きまして大変なむずかしい事態に立ち至っておるわけでございますけれども、目下文部省御当局と鋭意協議をして、事態を何とかいい方向へ持っていくべく緊密な連絡をとっておる状況でございます。
文部大臣の訪中につきましては、現在こういう状況であるので若干延ばすということに相なっておるわけでございます。したがいまして、訪中はいずれ実現するものと思います。 それから、鈴木総理の訪中につきましては、趙紫陽総理が来日しましたときに、ぜひこの秋には訪中してほしいという正式の招待があるわけでございます。
まさに御指摘のとおりでございます。しかし、実際問題としましては、現在紛糾しておりますこの問題にけりをつけましておいでいただくことが望ましいというのは私どもの考えであり、中国側もそのように考えておるものと推察するわけでございます。
私どもとしましては、この問題をなるべく早く解決しなければならないと考えております。その場合の考え方の基本は、やはり韓国あるいは中国の国民感情というものを十分に謙虚に受けとめて、これを十分理解して対応しなければならないというふうに考えております。
どのように収拾するかというような突っ込んだ話は韓国側とまだいたしておりません。ただ御案内のとおり、ソウルにおいてはわが大使館員あるいは李範錫外務部長官と前田大使とのやりとりもございますし、東京においては文部省の鈴木初中局長と在京韓国大使館の李公使、私とも同じ李公使とやりとりがございます。基本的な日本の対応する姿勢については十分お話ししておるつもりでございます。 それから、検定制度の仕組み等につきましては文部省から御説明があったわけでございまして、それから先の話というのは今後の問題かと思います。 ただいま外務大臣の八月十二日の御所見についての御判断がございましたが、これはわが方の基本的認識、すなわち韓国の国民感情というものを謙
韓国との対応につきましては、韓国側からできるだけ早く日本の具体的な対応を承知したいという希望の表明がございます。しかるところ、中国には橋本、大崎両局長が赴きましていろいろ突っ込んだやりとりもあったわけでございますが、韓国につきましては双方の大使館と外務本省のやりとりにとどまるということで、何となく手当てが行き届いていないということもありましたし、それから差し迫ったというお感じを言われたのは、八月十五日の光復節に向けて韓国における事態がエスカレートするのじゃないかという判断から出てくる差し迫った感じかとも思いますが、そういったこともございましたし、ただ、はなはだ中間的あるいはそれ以前の説明にとどまるわけでございますけれども、やはりきち
この重要な問題につきましては鈴木総理の訪中が控えておるから急いで解決するということではございませんで、事態が刻々俗な言葉で申し上げればエスカレートしてきておる。これが韓国、中国にとどまらず東南アジアでも単なる事実の報道じゃなくて批判的な報道というものも出てきておることに見られますとおり、いろいろ大きく拡大するのをできるだけ早くおさめたいという気持ちがあるわけでございまして、一方では慎重に運ばなければならない御要請は当然のことでございますけれども、同時にいま申し上げた理由でできるだけ早く結着をつけたいということでございます。他方九月一日からは中国の党大会というものもございますし、そういう兼ね合いにおいてもできればそれ以前に片づけられれ
これまで韓国、中国側双方とやりとりがございますが、中国も韓国側も、検定制度の問題はこれは日本の問題であって、これについて言及するつもりは毛頭ないということははっきり私どもの方に言っていただいております。ただし、この教科書との関連で取り上げられましたいろいろな事件につきましては、これが中国あるいは韓国と直接的な著しいかかわり合いがあると。そういう意味では日本の内政に口を出すということじゃなくて、それぞれの国のかかわり合いにおいて重大なる関心を抱かざるを得ない。そういう意味合いにおきまして重大な関心についての表明を韓国側、中国側それぞれからいただいておるというのが現状でございます。
確かに教科書の一部記述の訂正で「侵略」が「進出」になったということで中国側があるいは韓国側が問題にされておることは事実でございます。しかしながら、文部省当局の御説明にもありましたとおり、教科書全体をごらんいただければこれは日本が出かけていってやった戦争であるということは一目瞭然であり、そういう意味においては間違いないという御説明も別途あるわけでございます。しかしながら、そう言っているだけではこの問題は解決いたさないわけでございますので、教科書の検定制度そのものは日本の国内問題であり、これは日本側が自主的に日本政府の責任において解決すべきであるわけでございますけれども、せっかく中国側、韓国側が重大な関心を表明された事柄でもあるわけです
ただいまの御指摘の問題を含めまして目下文部省当局とも相談中であるということは先ほど申し上げたとおりでございます。
この検定制度の具体的な仕組み、どのように運用されておるかにつきましては、けさほども文部省当局から本委員会で答弁があったわけでございます。どこまで内部的にクリアしてやっておられるか、その辺のことにつきましてはやはり御所管の文部省当局から御答弁申し上げる事柄ではないかと、かように考える次第でございます。
三・一運動はこれを「暴動」というような記述にいたしましたために韓国側が大変重大な懸念を表明した次第でございますけれども、やはり私どもとしましては、朝鮮半島の統治が始まった初期の段階におきます当時の朝鮮の人々の独立を求める「集会」であり、そのための運動であったというふうに理解できるのではないかと思っておる次第でございます。
もとのテキストにおきましては「集会・デモ」ということであり、まあ「集会」であるということは、すなわち独立を希求するための運動という色彩が強く出るわけでございますけれども、もし「暴動」という言葉だけに着目いたしますと、暴徒のデモ、暴徒の暴挙というふうにもとれるわけでございまして、このように彼らの運動が格下げになるのでは非常に不都合であるというのが恐らく韓国側の率直な気持ちではないかと思っております。
史実ができるだけ正確に記述されるべきであるというのは、文部省としてもそういうお立場であるということは私ども文部省の当局からも承知いたしておるわけでございます。 確かに今回の教科書問題につきましては、教科書問題のみならず原点に立ち返って、果たして今日私どもが考えておることが、ちゃんとした足の上に乗っかっておるのかどうか深く考えるべきであるという御指摘も私ども伺っておるわけでございます。したがいまして、この教科書問題を契機にしましていろいろ考えなければならない点があるわけでございますが、さしあたっての問題の処理につきましては、先ほど来御答弁申し上げておりますとおり、文部省当局ともただいまの問題も含めまして鋭意協議しておる段階でござい
現在両局長が訪中いたしておりますのは、ただいま大臣が申されましたとおり十分先方の意向も伺ってくるということでございまして、検定制度、教科書の具体的な問題にまで立ち入るということは考えておらないわけでございます。いろいろ複雑な問題でございますので段階を経て対応してまいるその第一着手というふうに御理解いただければと考えております。
これまでも東京におきまして在京中国大使館あるいは在京韓国大使館の幹部と文部省の局長が対応しておりましたような事柄、それから外交当局が北京あるいはソウルにおきまして意見を交換しております事柄等を包含する事柄でございます。