お答えを申し上げますが、路面の電車をどんどん撤去しなければならぬということは、これはヨーロッパあるいはその他で、一般の趨勢になっておるようでございます。しかしながら、今日の東京都の都電は一日に百六十万ないし百七十万人のお客さんを運んでおるという現状と、それからここにはたくさんの従業者がいて、これを撤去するというようなことは直ちに配置転換等に関係をいたしますものですから、一方におきましては、地下鉄の整備拡充に努めまして、路面電車にかわるべき地下鉄の整備ができるのと相待って、そこで働いておる勤労者の配置転換というものとよくにらみ合わせましてから、この現在役に立っておる都電の撤去というものをだんだんと慎重になすべきものであるというふうに考
