それは先ほど申しましたように、東邦炭鉱は解散いたしまして……。
それは先ほど申しましたように、東邦炭鉱は解散いたしまして……。
さようです。
ございません。
特に援助というよりも、貝島太市氏が有江氏の紹介で会いに参りまして、その前から知つておりましたが、金融を頼まれまして、それでそれぞれ支店の担当係を通して取引ができたわけであります。
そういう点は……。
千何百万円だつたと思います。
四千万円も出しておりません。
千何百万円と思います。ここ一年なり二年なり前と、今との間に何千という数字をやつておりますから、一々何されると実に困るんです。
おそらく月の中ほどにはそれぐらいの時期があると思います。先ほど申しましたように、月末に返す約束で月々二千万円ぐらいの臨時の短期融通をしてもらつておりますから、そういうのと合計したので、今の数字もうそではないと思います。
その辺は少しむつかしいのですが……。
やつかいじやないです。
はい。
大辻は三千五百万円、岩屋は三千万円。
十万近くと思います。
岩屋は六万くらいです。
それは両方とも今までに長年、岩屋は六十何年、大辻も七十年くらいやつておりますが、それによつて生じた陷落その他の被害の賠償を新しい経営者が責任を負うという條件がついております。それから昨年の十二月以後のいろいろ設備その他の改良は十一月末までの分としてやつております。そういうことで、私どもは必ずしも不当な値段とは考えておりません。
ちよつとそういうことは……。
炭層は残つておりますが、岩屋のごときは薄い所は七寸ぐらい、厚い所で一尺二三寸、しかも六十年も七十年もやつておりますので、坑口から一里以上の所で作業しております。そうして今にあと引受けた人間が月々莫大な損失を負担してようやく石炭を生産しておるというような状態でございまして、炭層とか機械をすぐそのまま賣買をするものとしての値段で山の取引をするということはできない。
高倉なり武内に全部賣つたわけではありません。大辻は貝島の社長であり、貝島の親族の代表であり、貝島太市が七割持つて、武内が三割持つて共同経営でやつている。
そうではありません。われわれの足らぬところを武内君に手傳つてもらう……。